自民党が衆院選落選者会合、下村博文氏「決定的な戦略ミス」…石破首相「総裁たる私の責任だ」
自民党は8日、10月に行われた衆院選の落選者を集めた会合を党本部で開催した。出席した石破首相(党総裁)は「大変、厳しい審判をいただいた。総裁たる私の責任だ。足らざるところ、行き届かないところが多々あった」と述べ、自らの責任を認めて反省の意を示した。
党の立て直しに向けた意見聴取が目的で、落選した衛藤征士郎・元衆院副議長らのほか、自民党が公認せずに無所属で出馬した下村博文・元文部科学相や高木毅・元国会対策委員長らも参加した。
下村氏は会合で、政治資金問題に対する党執行部の対応について、「決定的な戦略ミスだ」と批判し、党改革の必要性を訴えた。出席者によると、非公認候補が代表を務める党支部に2000万円が支給された問題などを巡り、執行部を追及する声も上がった。