JR甲府駅北口でセンバツ優勝旗を展示 山梨学院の優勝を記念
今春の第95回記念選抜高校野球大会で、山梨学院が、山梨県勢で春夏通じて初の甲子園優勝を果たしたことを記念する企画展(甲府市主催、県高校野球連盟、毎日新聞甲府支局共催、山梨学院特別協力)が23日、甲府市のJR甲府駅北口ペデストリアンデッキ内で始まった。ナインが持ち帰った紫紺の優勝旗や優勝杯などが展示されている。25日までで、各日とも午前9時~午後6時。観覧無料。 【山梨学院vs報徳学園の熱戦を写真で】 同校の地元の甲府市が「優勝旗などを見た市民が甲府に誇りを持ち、スポーツの素晴らしさも感じてほしい」と企画。会場には優勝メダルやユニホームなども並び、センバツでの戦いぶりなどを毎日新聞社が撮影した数々の写真もパネル展示されている。 優勝旗は第35回大会(1963年)を記念して新調された2代目。旗立て台に載せた状態で高さが2・5メートルほどある大旗で、紫紺の旗地に金糸、銀糸などで刺しゅうが施されている。 オープニングセレモニーで、樋口雄一市長は「(展示を見れば)甲子園を目指す、すべての高校球児に頑張ってほしいという思いを新たにするのは間違いない」と話し、吉田正校長は「優勝が市民、県民の誇りになったことは大変な喜びで誇り。引き続き応援していただければ」とあいさつした。 パネルを見て回った吉田洸二監督は「部員にもぜひ見せたい。(夏の大会に向けて)元気が出る」と語った。同県市川三郷町の大学1年、土屋武蔵さん(19)は「優勝旗は大きくてかっこよく、感動した。センバツの興奮がよみがえります」と話していた。 山梨学院は、決勝で報徳学園(兵庫)を7―3で破った。【宮田哲、佐藤薫】