元受刑者10人が選ぶ「刑務所で人気の雑誌ランキング」...!閉鎖的な環境下で受刑者たちが読み漁る「意外すぎる週刊誌」
刑務所では娯楽が少なく、受刑者にとっては読書が最大の楽しみと言っても過言ではない。世間の情報は、刑務所の中では知る方法が少なく、世の中の情報が多く書かれている週刊誌は、最新の情報を得られるものとして受刑者に喜ばれている。 【写真】アメリカの極悪刑務所に10年間服役した元ヤクザの「威容」 週刊誌は出版社によって記事の内容、視点が違うため、編集部毎に特色が色濃く出るのが特徴である。そのため、受刑者たちが読んでいる雑誌も、各々の趣味、趣向によって変わってくる。 では、どのような週刊誌が受刑者に多く受け入れられているのだろうか。
受刑者に直接聞くと、以外な雑誌が人気だった!
実際に受刑者として刑務所に収監されていた方々に、話を聞くと有名な雑誌の名前が名を連ねた。 ---------- 1位:『週刊大衆』(双葉社) ---------- 最も刑務所内で読まれている雑誌は、週刊大衆になる。 こちらの雑誌は、暴力団、芸能ゴシップ、エロスを中心に構成されている娯楽色が強い実話誌だ。 「50代くらいの建設関係者や、水商売上がりの連中がよく読んでいる印象があります。内容がその人たちの好みに合っているのだと思います。どんな記事でも読みやすい。言ってしまえば、少し頭の悪い人にもわかるように記事が書かれている点が人気の理由だと思います」(50代) 「大衆が選ばれているのは『エロさ』ですね。刑務所に入るエロさの限界が大衆になるので、これ以上のエロい雑誌は刑務所に入ってきません。また他のヤクザ記事を取り扱っている雑誌なんかだと、ほとんどが入らないので、こちらの内容も刑務所内ではギリギリなんだと思います」(50代) 週刊大衆が選ばれる理由としては、文章の読みやすさとエロさが丁度良く、刑務所内に入りやすいといった点がある。 暴力団の記事やエロ記事に偏り過ぎていると、刑務所に入らず領置(受刑者の元まで届かず、管理されること)や廃棄となる。 こうした理由で実話時代(三和出版)のような実話系ヤクザ雑誌は人気ではあるが、刑務所内で読まれることはないと聞く。