元受刑者10人が選ぶ「刑務所で人気の雑誌ランキング」...!閉鎖的な環境下で受刑者たちが読み漁る「意外すぎる週刊誌」
「芸能」が好きな受刑者たちに好まれる週刊誌
---------- 2位:『アサヒ芸能』(徳間書店) ---------- 芸能をメインに取り扱っている娯楽誌がアサヒ芸能だ。 1位の週刊大衆と雑誌のキャラクターは似ているが、内容はややスキャンダルに寄っているため、芸能が好きな受刑者たちに好まれている。 「週刊大衆と違って、なぜかアサヒ芸能は間違いなく、刑務所内に入ってきます。これが安心して選ばれる理由です。過激すぎてもダメ、普通過ぎても面白くない。記事のバランスが良く読んでいても楽しいし、固い話が無いのもありがたかったです」(40代) 「芸能系の記事が多いので、ヤクザ未満、チンピラ以上の人が読んでいる印象です。私たち世代の芸能ネタが沢山載っていて、他の受刑者との話題にもつながりやすく雑談のネタにもなりました」(50代) 芸能が好きな受刑者に好まれていたようで、刑務所の中でも芸能を知りたい人が良く読んでいる雑誌となる。 暴力団関係者は、こうした娯楽雑誌を好まないようで、今でいう半グレに近い人が好んで読んでいるようだ。
一般層向けの「競合雑誌」が同率ランクイン
---------- 3・4位同率:『週刊現代』(講談社)・『週刊ポスト』(小学館) ---------- 同率で選ばれたのは週刊現代と週刊ポストとなる。奇しくも発行部数が業界3位の週刊現代と、4位の週刊ポストが並び、競合雑誌が選ばれる形となった。 「流行に乗り遅れたくないって気持ちは受刑者にはあります。シャバでは何が流行っているのかは刑務所では知ることが難しいです。『今テレビでは誰が出ているのか? 』『あいつはどうなった? 』こうした話題を追えるので人気でしたね」(40代) 「正直どっちでもよかったです。『今月はポスト、来月は現代』のように選んで買う人もいました。この二つは競合誌だからどちらか読んでいれば満足できるので、熱心なファンが多いというより、とりあえず買うくらいの雑誌です」(40代) 暇つぶしになる雑誌であれば、何でもいいと考えている受刑者が選びがちなのがこの2誌になる。 一般層に向けての記事が多くなっている両誌の違いは、受刑者にはあまりないようだ。受刑者が惹かれる内容よりも、世間一般の人が惹かれる内容が多く掲載されているためこの順位となった。