【おひとり女子の隠れ家Vol.1】割烹着の気さくな女性店主がいる、銀座の路地裏『和酒BAL だんない』へ
日本酒を注文するとやってきたのは、たくさんのお猪口。カラフルでかわいいお猪口の中から、どれにしようかと迷う時間も楽しく、自然と佐藤さんとの会話も弾みます。好みのお猪口で味わう日本酒。可愛いもの好きな女性は、テンションが上がりますよね。
豊洲から仕入れる新鮮なお刺身と京料理
店名の「だんない」とは、京都や滋賀などの地域の方言で、「心配ない、大丈夫だ」という意味。オープン時の料理長が京都出身だったため、京料理中心に提供。現在もそれを引き継ぎ、旬を取り入れた和食を提供しています。おすすめは鮮度の良いお刺身とおばんざいなどで、食材を活かした、だし香る料理が楽しめます。
京料理に中華のエッセンスを取り入れた一皿も
厨房を取り仕切るのは、中国出身の料理長李博さん。京料理店などで学んだ調理人歴25年のベテランで、「中国よりも日本が長くなり、私の料理は京料理がベースとなっています」 料理は当時学んだ親方の教えを守りつつも、新たな試みとして中華のエッセンスを加えているそう。「だし文化の京料理の中に、例えば香りづけとしてネギ油を加えるとか。香りも料理もひとつですね」と李さん。京料理に少しの中華の要素を加えた料理は、ここでしか味わえないものです。
人気メニューのお刺身は、毎日豊洲市場から仕入れた鮮度の高い魚介類を使用。中でも一番人気は「お刺身六種の盛り合わせ」。その日の仕入れによって内容は異なりますが、この日は、本マグロ、つぶ貝、マツカワカレイ、カンパチなどが並びました。新鮮な刺身はプリプリ、濃厚な旨味。お酒の旨味まで高まります。う~ん、うまい!
他にも「ふぐ皮ポン酢」や「柚子胡椒香る牛すじ煮込み」など美味しいそうなメニューがありますが、中でもおすすめなのが「京だし巻き卵」です。季節によって旬の食材を入れて作っていて、あさりやシラスなど旬の味覚が登場。だしが香りふんわりとした食感が楽しめます。 お品書きは、定番メニューと本日のおすすめメニューがあり、その中でも「旬」と記されたものが季節のメニューなので、まずはここをチェックしてみてくださいね。