装甲車がサーキットを全力疾走!? 「鉄馬withベータチタニウム」ではどんなバイクが走ってる?
アイアンモンスター以外の国産4 気筒でも参加できるクラスがあります。アイアンスポーツは空冷・油冷・水冷エンジンで排気量600 cc以上の鉄フレーム車が対象。写真はGPZ900Rニンジャですが、ZRX1100/1200、ホーネット600/900、ZR-7、フェザー等も出場することができます。
アイアンNK4は文字通り、90年代に盛り上がったミドルクラス(400cc)のネイキッドバイクによるレース。
もしもこれからバイクを購入して鉄馬に参加したい、という方がいたらこのクラスが良いかもしれません。他のクラスに比べればベースマシンが比較的安価で手に入れられますし、NK4のレースで使われていた実績があるのでセットアップの方向性なども分かっているからです。
少しずつ人気が高くなってきているのがZ900RS ワンメイク。Z900RSのオーナーズクラブによって提案されたクラスです。
現在では独立したクラスになって20台ほどの参加があり、レースと併催でオーナーズミーティングが開催されるなどの盛り上がりを見せています。
「見て楽しむ」アイアンエキスパートクラス
ここまで紹介してきたのは参加することを楽しむクラスですが、それに対して最高峰のアイアンエキスパートは観ることを楽しむレースと言っても良いかも知れません。 鉄馬レギュレーションに該当する車両で国際ライセンス保持者、または速さに自信のあるライダーがガチンコバトルを繰り広げます。
現在、圧倒的な速さでコースレコードを樹立しているのはモリワキレーシングの森脇尚護選手が駆るZ900RS。なんとST1000クラス(全日本ロードレース選手権において市販の1000ccクラスのスーパースポーツで行われるノーマルに近い仕様でのレース)のトップタイムより速いんです。九州勢がこれを迎え撃ちます。 ちなみに森脇尚護選手は数々のレースで活躍してきたライダー。鈴鹿8時間耐久ロードレースでは3位表彰台を獲得した経験もあります。そして現在はモリワキエンジニアリングの代表取締役社長でもあるのです。