【独自】山田孝之・阿部進之介 インタビュー 映画づくりに参加すると、みんな「子供の頃」に戻ったような感じになる
「やったことがない事をやってみようよ!」って… 映画を作るなんてどうやってやったら良いの? って思うんですけど、まず声に出して「やろう!」と思って、別に自分1人でもできる事ってあるんですよ。 公園で、脚本を書いてもいいし、スマホで撮ったっていいし、何かをやっていると、同じ興味を持った人って自然とやっぱり寄ってくるので、そこで「チーム」ができて、結果 作品ができて、それが外に出たときに人が知ってくれて…っていう。それをもとにして、各々「何かやってみよう」と… 僕たちの場合は、「1本15分でいいから映画を作ってみようよ」っていう話。 「やってみよう!」って所がメインですね。 Q:プロジェクトに参加している人たちが「キラキラした目」になっていくのって、プロデューサーとしてはどんな気持ちですか? 阿部:まさにおっしゃる通りで、僕らは今回、秋田で撮影をして、撮影現場も見学に来ていただいて 映画づくりのワークショップをして、実際に学生さんたちに映画を撮ってもらって、そういう経験を経て、やっぱり映画って作れるんだよね、自分たちでね… 小栗さんとか浅野さんとか秋田に来ていただいて、何か「全然知らない世界の人」だと思っていたけど、やっぱり同じ人間だし、みんな同じところに立って、こうやってカメラを持って、そのカメラの前に立って、こうやって映画って撮るんだよねと… 本当、肌で感じてもらえたと思うので、そこからやっぱり自分たちで、今回のプロジェクトに関わった後に、自分たちで自主的に映画を撮ったらしいんですよね。それを聞いた時に、ものすごい…「ああやってよかったな!」っていう、そこが本当に喜びの1番大きな部分かもしれないですね。 Q:最後に、これから作品を観る人に対してメッセージをいただけますか。 山田:単純に作品として、それぞれ本当に色々な個性があるんですけど、それを楽しんでもらって、何だろう… 理解しようとしないで良いので、ああ、こういうのがあるんだ。これを良いと思う人がいるんだ…とか、もうそれはもう全然…その人次第で、その時の自分が…「いつ見るか」にもよるので、素直に見てもらって、何よりでも…今の浅野忠信さんはこういうことを出したかったんだ、今の小栗旬さんはこういうことを出したかったんだとか。なんかそういう風に見てもらえたらいいので、映画やってみてもいいし、映画じゃなくても何かやってみようかなと… これは学生とか年齢は関係ないんですよ。もう40代50代60代になっても、やっぱり「撮影する」ってなった時に 地元の方々…それは役場の方だったり、ボランティアの方、いろんな人に協力していただいて映画を一緒に作るんですけど、やっぱりそういう方々も今回のイベントも文化祭みたいなことになってますけど、やっぱり大人になって、もうあんまりそういう(挑戦する)機会がなかったんだけど、映画づくりに参加すると、みんな「子供の頃」に戻ったような感じになるんですよ。 さっきも会話で出た「大変なこと」はめちゃくちゃある。でも、だからこそ団結力がすごくなるんですよ。もう一致団結しないとできない場面が結構出てくる…。だからこそ、それを乗り越えた時にすごい絆が深まるし、最高に嬉しく楽しくなる。なので、そういったプロジェクトだということをを理解して、何かふわっと見てもらえたらいいと思います。 「何が出てくるかわからないオムニバス映画は、福袋だ」 山田:劇場に行くって 長編映画とかって 自分で情報を調べて「これを観に行こう」って、やっぱり結構好み…か、ちょっと好奇心ってところがあるけど、オムニバスだと何があるかわからないですよね?これ…作品は5本もあるし… だから、そういう作品を観たときに、こんな映画もあるんだ。こんな表現があるんだ…とかっていうのを、なんか観てほしいですね。「なんか、映画って本当に自由だな!」っていうことを感じてもらえたら良いかもしれない(笑) 阿部:(短編映画のオムニバスって)これを観に行くぞ!じゃなくて「何が出てくるかわからない・ワクワク感」がある見方なんだな… 山田:そこの楽しさに気づいてくれたらいいよね。特に日本人はやっぱり、みんな「何があるかわからない所は怖い」って受け取る人が結構多いんですけど、なんか福袋みたいな、「何入ってんだろ?」 みたいな感じで短編映画を観てほしい。
小栗旬監督の「1/96」、浅野忠信監督の「男と鳥」など 全5作品「ミラーライアーフィルムズ・シーズン6」は、12月13日から2週間限定で劇場公開されます。 【担当:芸能情報ステーション】
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