【独自】山田孝之・阿部進之介 インタビュー 映画づくりに参加すると、みんな「子供の頃」に戻ったような感じになる
長編映画の “ものさし” に感じた「違和感」。 短編映画のオムニバスなら、周囲の声を気にすることなく、「クリエイターがつくりたいもの」を自由度高く、つくることができる。との想いが背景にあったのです。一方、メイキング映像を見ると こんなやりとりが… ●小栗旬監督 「1/96」クランクイン・冒頭あいさつ 「監督、小栗です。お願いします。時間との闘いだったり、暗い夜の撮影も多いので、まず安全第一、けがなく…それと(主演の)藤森慎吾くんに自走もしてもらうので、そこは みんなで色々サポートしながら 安全に楽しく撮影していきましょう」 「みなさん、こんな『なかなかきついプロジェクト』に ご参加頂きまして、どうもありがとうございます。最後まで頑張りましょう よろしくお願い致します!」 Q:秋田で、撮影時かなり寒い現場で、小栗監督自身も「なかなかきついプロジェクト」と発言されていました。かなり多忙なのに、なぜ皆さんは「映画づくり」に参加するのでしょうか? 阿部:楽しいから… 山田:うん、大変だけど 楽しいですからね… やっぱり、うん。 阿部:これ(「男と鳥」の写真を指さして)僕ですけど、すごい雪が降ってたんですけど、やっぱり普通 天候的に雪が降ると「大変だ!」というイメージがすごくあるじゃないですか。もちろん撮影は大変になるんですけど、僕らはこの撮影の前日に秋田に入って、「雪ないね」という感じだったんですよ。確かに撮影は大変になるけど、「いや~雪景色 欲しいよね~」みたいな… 実際に雪が降ってくると、みんな喜ぶんですよね。 僕らは確かに寒かったりとか、足元の問題とかありますけど、やっぱり撮った映像を見ても こういう(雰囲気のある)写真になるので なんかやっぱり感覚が「大変=つらい」という単純なものではなく、もちろん、つらい部分もありますけど、その先に「喜び」があったりもするので、「大変だから、ただつらい」っていうわけではないんですよね。