『卵価格高騰』北海道で過去一早い「鳥インフル」発生 対策の最前線と取り巻く環境変化 厳戒の養鶏場
■「農家にとって逆風、国を挙げて支援を」
1羽でも鳥インフルエンザが出てしまうと、全て殺処分をしなければならないという、生産者の方にとっては死活問題です。 【共同通信社 太田昌克編集員】「鳥インフルエンザがなくとも、最近逆風なんです。農家の方には。農水省の資料を調べましたら、まず飼料、餌代がコロナのあと1.5倍に急騰しています。非常に高い。さらに農家の数自体がこの10年間で1000減っています。2500あったものが、いま1640しかないという状況です」 「やはり国をあげて、行政もしっかりとまず予防体制をとる。それから早期の探知、そして出た場合は被害を食い止める。そして中長期的にこの業界を支援して行く体制。これをやっぱり抜本的に考えなきゃいかんということです」 気になるのは価格への影響。卵は物価の優等生と言われていますけれども、消費者の方々にとっても影響大きいです。 【関西テレビ 神崎博報道デスク】「卵は30年ぐらいずっと値段が上がらなくて、200円以下で買えてきました。去年のショックを受けて、200円台の半ばから後半300円台になってきました。餌代も上がっています。なので、実はもう安い卵はもう出てこないかもしれないと、心の準備をしながら、鳥インフルエンザが流行して卵の価格が高騰したら、消費者の防衛策としては、今までいっぱい使っていた卵の量をちょっと減らそうかとか、そういう形で料理を見直すなどの工夫も必要なのかなと思います」 (関西テレビ「newsランナー」2024年10月21日放送)
関西テレビ