「上位にいけると信じてやってる」三笘薫が開幕弾後に語った“新体制”の手応え。自身の復活には「久々のプレミアで楽しかった」【現地発】
「うまく仕事はさせなかったと思います」
66分には、スピード不足が露呈していたヤングの一発レッドカードも誘発。ルイス・ダンクの後方からのフィードを元イングランド代表がトラップミスした一瞬の隙を突いて、こぼれ球を拾った三笘がドリブルを試みる。すると後ろから倒されて、ヤングを退場処分へ追い込んだ。 開幕戦は3-0で快勝。自身の得点シーンについて、「プレシーズンもなかなか点決められなかったですけど、チャンスは来ると思っていました。練習ではいい感覚はあったので、いずれ来るだろうと思っていました」と振り返った。 昨季終盤のロベルト・デ・ゼルビ監督の辞任を受けて、今夏には31歳のファビアン・ハーツラー新監督を招聘。戦術的には、デ・ゼルビ監督と比べてバランス型といえ、攻撃の意識が高い一方、チーム全体で守って失点をしないことも重要視するスタイルだ。 新しい指揮官から求められる内容はより多くなっており、とりわけ守りの面で貢献するよう指示が出ているという。 「守備のところは全員求められてるんで、そこをやった上で、前線で違いを出すっていうところ。よりポジショニングだったり、守備の立ち位置はよく言われますね」。 三笘個人に関して言えば「サイドバックを助けろと言われている」。エバートン戦ではその成果を出しており、「特に相手の右サイドの選手がカットインする選手だったんで、そこのカバーは言われていた。特にそこは、うまく仕事はさせなかったと思います」と胸を張った。 まだ初戦を終えたばかりだが、チームの形としては安定性が増したように映る。ブライトンファンであれば、シーズンに期待を持てる内容と言っても過言ではないだろう。 実際にプレーをする選手たちも自信を深めており、三笘も「まだ分からないですけど、本当に自分たちがやってることをやり切れれば、上位にいけると思いますし、それを信じて今やってる途中なので、これからどうなるか見てほしい」とした。 だが今はただ、プロになって以来、初めて当たったともいえる壁を乗り越えて、ピッチに立てる喜びを痛感している。 「本当に久々のプレミアリーグでしたし、楽しかったです。自分もその怪我から色々準備してきてるんで、それが今シーズンどう出るか楽しみですね、自分自身も」と目を輝かしていた。 取材・文●松澤浩三
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