彦根のこども食堂でスターバックスサンタ 子どもたちがバリスタ体験
スターバックス・コーヒー・ジャパン(東京都品川区)従業員によるバリスタ体験イベント「Be a Santa ドネーションプログラム」が12月9日、彦根の「E-KOnoOTAKUこども食堂」(彦根市本町1)で行われた。(彦根経済新聞) 【写真】エスプレッソ抽出の際に出るコーヒーの豆かすを使用したお絵かき体験 同プログラムは、同社が2022年から認定NPO法人「全国こども食堂支援センターむすびえ」を通じて行っている寄付プログラム。サンタクロースに扮(ふん)した同社従業員らが全国のこども食堂を訪問し、子どもたちにコーヒーをいれる「バリスタ体験」と「ホリデーギフト」を提供している。彦根で行うのは今回が初めて。 同イベントは「E-KOnoOTAKUこども食堂」代表の寺居裕香さんがプログラムに応募することで実現した。寺居さんは「未就学児のお母さんは育児で忙しく、自分のために時間を取るのが難しかったり、外に出る機会が少なかったりすると感じる。子どもたちだけでなく大人も息抜きや多世代地域交流できる場になれば」と応募の経緯を話す。 当日は滋賀県内・彦根市内のスターバックスから8人のサンタが来店。親子連れを中心に36人が参加した。参加者はグリーンのエプロンを身に着け、好きな味の同社の粉末飲料とフォーマー(泡立て器)で泡立てたミルク、仕上げにシロップを合わせ、自分だけのドリンク作りに挑戦。バリスタ体験の後はエスプレッソ抽出の際に出るコーヒーの豆かすを使った絵描き体験を楽しんだ。 最初は緊張した様子の子どもたちだったが、思い思いに体験を楽しんでいる姿や参加者同士で交流する様子が見られた。最後に従業員からのプレゼントを笑顔で受け取った。 参加した親子からは「おいしいドリンクができた」「普段子育てに忙しく、なかなか店に行けないので子どもと一緒に参加できてうれしい」などの声が聞かれた。
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