パリ2024オリンピックでの注目は選手たちの攻防戦と駆け引き!パリの地で金メダリストになるのは誰だ!?BMXレーシングの見どころ
昨日開会式が開催され、本格的にその口火を切った「パリ2024オリンピック(下記:パリオリンピック)」。様々なアーバンスポーツやアクションスポーツがオリンピック正式種目として開催される中、今回注目したいアクションスポーツの一つが自転車競技「BMXレーシング」だ。 「BMXフリースタイル・パーク」や「スケートボード」、そして「サーフィン」などの多くが前回の東京オリンピックでデビューしたこともあり、忘れられがちだがこの「BMXレーシング」は2008年の北京オリンピックから採用されており今回で5回目となる。なお今回のパリ大会では市内から車で40分ほど離れた「スタッドBMXサン・カンタン・アン・イヴリーヌ」というBMXコースをオリンピック仕様に改修し、現地時間2024年8月1日(木)~8月2日(金)の2日間にわたって開催される。 今大会には2022年から2024年までの約2年間にわたり繰り広げられてきたオリンピック予選大会として該当する国際大会で出場枠を獲得した男女各24名(リザーブ選手を除く)が出場。出場枠は国別のオリンピックランキングにて1位から10位までの国が順位に応じて最大3名から最低1名の枠を与えられ、この時点で男女各17枠が分配。 残りの各7枠に関しては、原則的に上記にて出場枠を獲得していない国に対して、ヨーロッパとオセアニアを除く「2023年大陸選手権」、そして「2023年UCI世界選手権」と「2024年UCI世界選手権」における代表選手の最高順位の結果と、オリンピック開催国枠を元に全大陸に出場枠が行き渡るようにして割り当てられる。 その上で国枠に応じた出場権を各国内でそれぞれの選考基準の下で争い、見事獲得した者だけに出場権が与えられ、今大会にて新たな歴史に名を残すチャンスを得ることができるのだ。
唯一日本人出場選手としてパリの舞台に立つのは、東京オリンピックのリベンジを目指す畠山紗英
今回日本人出場選手として唯一パリオリンピックへ出場するのは、BMXレーシング種目にて世界を舞台に活躍し日本のBMXレーシングシーンを牽引している畠山紗英だ。2021年にはワールドカップシリーズ戦にて世界最高カテゴリーの女子エリート3位という日本人初快挙を残し、同年に開催された東京オリンピックへも日本人女子初出場を果たし、今回のパリオリンピックでもメダル獲得も可能なライディングスキルを持つ選手だ。 今大会へは自身が2023年大陸選手権であるアジア選手権で優勝したことから国別のオリンピック出場枠を確保。その後も国内の代表選考基準をクリアし出場権を手にした。しかし東京オリンピック後からこのパリオリンピック出場にかけて過ごしてきた3年間はとても順風満帆とは言えなかった。 東京オリンピックでは準々決勝1本目で惜しくも他選手と接触し転倒。鎖骨を骨折して惜しくも途中棄権。彼女の東京オリンピックはわずか13秒で終わった。その後も怪我から回復し復調を目指すも、足首の骨折や肘の骨折など怪我が続き肉体的にも精神的にも苦しい日々が続いた。