吉田知那美と藤澤五月

　12月2日までカナダで開催された「グランドスラム オブ カーリング ナショナル」で、ロコ・ソラーレの吉田知那美の発言に、思わぬ展開が生まれる場面があった。 【映像】吉田知の発言に藤澤が突っ込み（実際の様子） 　11月29日に行われた第3試合、白熱する展開の中で吉田知が「タイムとる？」と声を掛けたところ、チームメートの藤澤五月が「もうタイム（をとる権利が）ない！」と即座に突っ込む一幕が。この時点でチームはすでに2回のタイムアウトを使い切っており、規定上これ以上のタイム要求は認められない状況だった。 　実況を務めた坂田博昭アナウンサーは「ないんですよ。とったんですよ」と状況を説明。解説の石崎琴美氏も「（タイムを）とりたいけど、もう2回とった」と補足した。視聴者からも「もうなかった笑」「なかった」「ないわあ」「タイム3回目ｗ」といった反応が相次いだ。とはいえ、試合時間には余裕があったことから「まあ時間はまだ大丈夫」という声も。緊迫した展開の中での自然な声掛けに、藤澤が即座に対応する場面は、チームの息の合った連携を示すものとなった。 　白熱する試合展開の中での出来事とあって、視聴者からは「ないんです」と規則を指摘しつつも、温かみのある声が多く寄せられた。五輪メダリストとして知られる実力派チームの、臨場感あふれるコミュニケーションの一場面として、ファンの間で話題となっている。 （ABEMA『SPORTSチャンネル』）