エンドリッキ、ガルナチョ、バログン…コパ・アメリカ2024で見るべき売り出し中の選手たち
大きな国際大会では常に起こることだが、どこかのチームの比較的無名な誰かが、大舞台で活躍することがある。 コパ・アメリカ2024 試合日程・結果・順位表・組み合わせ・出場チーム 近年でもそうした例は枚挙にいとまがない。ハメス・ロドリゲスは2014年のワールドカップで魔法のように現れてレアル・マドリーへの移籍を勝ち取ったし、アレクシス・マクアリスターは2022年のカタール大会で世界最高の中盤の司令塔の一人に名乗りを上げた。 コパ・アメリカも同じだ。ネイマールやアレクシス・サンチェスのような才能ある選手たちが世界に名乗りを上げた大会である。もちろん、すべての出場国にそんな天才がいるわけではない。だが、今大会は、どの国にも少なくとも一人は、最高の舞台でスポットライトを浴びるようになる新人がいる。 今年、そんな活躍ができそうな選手を見てみよう。
アルゼンチン:アレハンドロ・ガルナチョ
今大会でガルナチョがどれほど重要な役割を果たすのか、今はまだわからない。リオネル・スカローニ監督率いるアルゼンチン代表にはセンターフォワードや攻撃的MFが大勢おり、その中で純粋なウイングであるガルナチョは明らかにフィットしていないように見える。それでも、途中出場させればチームにとって理想的な起爆剤になるかもしれないし、味方の足が止まったところで投入すれば走りまわって相手DFを翻弄する完璧なオプションとなるかもしれない。マンチェスター・ユナイテッドでは、まさにそれができることを示してきた。大会2連覇を狙うチームでも同じことができるだろうか。
ペルー:ピエロ・キスペ
ペルーは面白いチームである。国内リーグで活躍する経験豊かなベテラン選手もいれば、まだ代表の試合に出たことのない若手選手もおり、アルゼンチンやMLSのトップリーグで活躍する有名な選手もいる。なかでも、若い選手たちの新たな波を牽引するのがプーマスのMFピエロ・キスペだ。この司令塔は2022年に代表デビューを果たしたが、3月の親善試合で得点を決め、今シーズンはリーガMXで大活躍している。報道によると、ノッティンガム・フォレストやブライトンがこの多才な司令塔に興味を示しているようだが、苦戦が予想されるペルー代表がチャンスをつかむにはキスペの奮闘が必要だろう。