C大阪、元日本代表MF香川真司が海外挑戦のDF毎熊晟矢に「あいつ俺にちゃんと言えよな」照れ笑いしながら指摘した事は…
C大阪の元日本代表MF香川真司が18日、オランダ1部AZから完全移籍のオファーを受け、現地でのメディカルチェックのため渡欧したチームメートの日本代表DF毎熊晟矢(せいや)にエールを送った。 海外挑戦を決意した後輩に「海外でまた、自分の力を証明して、ここから。ある意味スタートラインに立った。目標は大きく持って欲しいし、俺は今年から次のステージに行かないといけないなって、マイク(毎熊)には感じていたし、伝えていたわけじゃないけど、彼のために行った方がいいし、彼は次のレベルに行かないといけない選手と、一緒に練習しながら思っていた。この環境じゃないと感じてた。彼も理解してたと思う」と背中を押した。 ただ、毎熊は今年の10月で27歳になる。21歳でドイツ1部ドルトムントへ移籍した香川は、海外の厳しい現実も知っている。「厳しい、難しい環境になるけど、ここからまた誰もが通る道。(毎熊は)年齢的には若い年齢じゃない。一日一日が大きな勝負。そういう意味では本当にいいチームに、いきなりヨーロッパリーグにも参戦できて、いきなりいいチームで、ヨーロッパでやれるっていうのは年齢的にも大事」 今回の26年北中米W杯アジア2次予選には、ケガの影響もあって選出されなかったが、毎熊はその結果を重く受け止めていた。香川は「代表も入っただけで満足しちゃいけないし。彼がこの前の代表に落ちたのは、メッセージだと思う。森保さんの、日本サッカー協会からの。代表からのメッセージだと思う」と話し、続けて「今年はすごく苦しんでいたし、けがもあったり、なかなかうまく自分の良さに対して葛藤は間違いなくあったと思う。そういうのも選手として当然訪れること。去年、手をつけられない存在まで行って、次のレベルに行かないといけない。いいタイミングで旅立った」と後輩を称賛し、エールを送った。 毎熊は、香川がいたから日本代表に入れたと、感謝していた。伝え聞いた香川は「本当に知り合えてよかったけど、僕がいたのは全然意味ない(笑い)。てか、あいつ、俺にちゃんと言えよな(笑い)」と照れ笑いしながら、渡欧した後輩にゲキを飛ばした。
報知新聞社