ヴィッセル神戸、山口蛍がJ2長崎へ完全移籍 在籍6季、王者への道のり支える
J1神戸は23日、今季の主将で元日本代表MF山口蛍(34)が、J2長崎に完全移籍すると発表した。6季在籍した神戸を去る決断をし、「温かく見守ってサポートしてくれてありがとうございました。神戸のリーグ3連覇とアジア制覇を心より願っています」とコメントした。 【写真】シャーレを掲げて2連覇を喜ぶ神戸の山口蛍 三重県出身の山口は2019年にC大阪から加入し、不動の中盤に君臨。20年元日には天皇杯全日本選手権でクラブ初タイトルをもたらした。昨季は夏に退団した元スペイン代表のアンドレス・イニエスタさん(40)に代わって主将を務め、リーグ初優勝に導いて自身3度目のベストイレブンにも選ばれた。 今季は夏までに繰り返し痛めてきた左膝を手術し、11月に復帰。今季の天皇杯とリーグの2冠に貢献した。今月8日、本拠地で連覇を決めた直後のセレモニーでは「素晴らしい仲間に支えられ、幸せな1年間でした」と話し、副主将のDF山川哲史(27)に来季の主将を託すと明らかにしていた。 長崎は今季J2の3位で、プレーオフで敗れてJ1昇格を逃していた。(井川朋宏) ■山口蛍のコメント全文 ヴィッセル神戸のファン、サポーターの皆さん、今シーズンをもって6年間共にしたこのクラブを去る事にしました。6年間温かく見守って、サポートしてくれてありがとうございました。 ヴィッセル神戸のリーグ3連覇とACL制覇を心より願っています。