7年以上毎日“501”を着用し続ける「リーバイス」店長の“イチ押し夏アイテム3選”と着こなし例
ーー夏に特化したコレクションがあるんですね! レオン そうなんです。今年発売された「568 ステイルーズ」は今季いちばんのおすすめ。昨今のトレンドを取り入れたルーズストレートのシルエットです。
レオン ほかの商品と大きく違うのが、ウエストのサイズに関わらず、“レングス30”といった裾の長さが設定されている点です。リーバイスの定番製品は、レングス32で丈が少し長め。でも「568 ステイルーズ」は、好みのウエスト位置で丈のバランスを調整していただくことが可能です。
レオン 例えば、サンダルの場合は少し上の位置ではいて丈を短くするとか、ボリュームのあるスニーカーやブーツの場合は少し下げて裾にクッションを持たせてはくことができる。これが、レングス30の良さなんです! ーー幅広い着こなしに合わせられると、夏場のデニムのハードルが下がりますね。 レオン やっぱりはき心地が悪いと、自然とはかなくなってしまいますよね。暑くてもショートパンツには抵抗があるという方にこそ、一度手に取ってもらいたいモデルです。
ーー汗をかくと洗濯したくなりますが、デニムって乾きにくい印象があります……。 レオン たしかに夏場でも乾きづらいデニムって多いのですが、これに関してはその心配はありません。薄手で通気性も良く、乾きやすいので、汗をかいた日は洗濯機でガンガン洗っちゃってください。僕が実際に、日中に干して試したので間違いないです!
夏に501をはくなら1890年モデル!サイズ選びには注意点も?
レオン お次は「ビンテージ クロージング」の501の中でも、いちばんオンスの軽い1890年モデルです。501の誕生年で、要するに全てのデニムの始まりのモデル。9オンスと非常に軽いのですが、当時の技術では実は最も重いオンスなんですよ。 店頭では「夏でもリジットデニムをはきたい、デニムを育てたい」という声をよくいただくので、そういった方々に試してほしい1本です。
ーー現行の501とは、オンスだけでなくデザインも大きく異なりますね。 レオン 501で唯一、ベルトループがないのが1890年モデルです。その代わりにシンチバックとサスペンダーボタンが付いているので、それらでフィット感を調整していただけます。Tシャツなどをタックインしたい方やベルトをしないではきたいという方におすすめですね。 それに、ポケットが片方にしかない点や剥き出しのリベット、裾のシングルステッチも、この年代ならではのディテールです。