ソフトバンクのリーグ優勝セールも需要底上げ、九州・沖縄の景気「緩やかに回復」…7か月連続据え置き
日本銀行福岡支店は、九州・沖縄の10月の金融経済概況を発表した。景気の基調判断は「一部に弱めの動きがみられるが、緩やかに回復している」とし、7か月連続で据え置いた。 【写真】4年ぶりのリーグ優勝を決め、胴上げされるソフトバンクの小久保監督(9月23日、京セラドーム大阪で)
項目別の判断も全て据え置き、個人消費については「堅調に推移している」とした。百貨店は残暑の影響で秋物衣料の販売が苦戦したが、富裕層向けの高額品の販売が底堅く推移した。スーパーを含め、プロ野球・福岡ソフトバンクホークスのリーグ優勝を記念したセールも需要を底上げした。
設備投資は「高水準で推移している」、輸出は「横ばい圏内の動き」とした。生産については、食料品が物価高の影響で減少傾向で、「弱めの動き」との判断を維持した。