タフでクールな「DEFENDER」が牽引するラグジュアリースポーツという新潮流
極限の状況を想定した4WD性能を体感
写真は試乗イベントの様子。大きな傾斜も安定した姿勢のまま進む。 高さ5mのスロープを上って下る「ツインテラポッド」。死角になる前方の下方向をカメラ映像で映し出す「クリアサイト グランドビュー」のアシストもあり、安心して走ることができた。 来場者の目を引いていたのは、高さ5m、最大傾斜43度の専用スロープをインストラクターの運転で体験する「ツインテラポッド」だ。上りでは空しか見えず、下りは逆立ち状態という日常ではありえない状況で、「DEFENDER」は4輪でしっかりと踏ん張り、低速から発揮される強力なトルクでクリアしていく。 さらに、「ミニ&マウンテンテラポッドバンク」ではモーグル路を模した2種類のテラポッド、そして最大傾斜角40度のスロープを、体験者みずからハンドルを握って走れるマウンテンテラポッドがあり、乗り手が煩雑な走行機能調整にとらわれることなく、シンプルな操作でクリアできる「DEFENDER」の先進的な4WDシステムを体感できるものだった。 自然の中でこのような状況に遭遇する機会は少ないとはいえ、日常領域をはるかにしのぐスペックを内包していることが、オーナーの誇りとなり行動中の安心感にもつながる。それは、プロでしか潜らない水深まで対応するハイブランドのダイバーズウォッチを街で身に付けることにも近しい。
エンターテインメント空間としての「DEFENDER」
音楽プロデューサーの亀田誠治がナビゲーターを務めるJ-WAVEの番組「DEFENDER BLAZE A TRAIL」とコラボレーションしたライブも実施。写真は真心ブラザーズ。 イベントでは、音楽プロデューサーの亀田誠治氏がキュレートしたアーティストのミュージックライブも実施された。屋外に音楽を持ち込むことが当たり前となった今も、アーティストが目の前でライブパフォーマンスを見せてくれる機会は貴重だ。そして音楽というキーワードも、「DEFENDER」とは密接な関係にある。 昔の4WD車は不整地での走破性やメンテナンス性を高めるサスペンションや車台を取り入れていたため、舗装路ではとくに高速道路に乗ると乗り心地や直進安定性、静粛性で不満を感じることがあった。 技術の進化により、昨今のSUVはその点も克服されているが、なかでも「DEFENDER」は別格の存在。舗装路のうねりや凸凹をまろやかにいなし、常識的な路面状態において跳ね上がったり頭に響くような衝撃を受けることはまずない。エンジンはアクセルペダルをじわりと踏み込むだけで静かに力強く加速し、外界の音もみごとにシャットアウトされている。 「DEFENDER」史上もっともダイナミックなパフォーマンスを誇る「DEFENDER OCTA」も披露された。ラグジュアリースポーツの世界観をけん引する、アイコニックな存在だ。 我慢を強いられるどころか、ラグジュアリーカーと呼ぶにふさわしい快適ぶり。街とフィールドを行き来するオーナーにとって「DEFENDER」は頼もしいだけでなく、安楽なエンターテインメント空間でもあるのだ。そこでは普段から聴いている楽曲もドライブ体験を格上げする重要な要素となる。 つまり「DESTINATION DEFENDER TOKYO 2024」は、「DEFENDER」を所有することで得られる悦びをフォトジェニックに見せるイベントであり、前述した時計を含め、機能的でリラックスした装いからなる現代的な「ラグジュアリースポーツ」という富裕層のトレンドに、「DEFENDER」がいかにフィットしているかを示すものでもあった。 道具としての機能を磨き上げながら、都市生活者の質を上げるファッション性を兼ね備えた「DEFENDER」に注目する令和世代は、これからも増えていくに違いない。そうして日本の自動車文化はさらなる熟成を経て、作り手さえ想像しえなかったスタイルを生み出し、新たな価値を生み出すだろう。自動車を所有する価値は、そこにある。 写真提供/ジャガー・ランドローバー・ジャパン DEFENDERウェブサイト https://www.landrover.co.jp/defender/index.html (フリーダイヤル)0120-18-5568 文/櫻井 香
@DIME編集部