男女100人が「値上がりにショックを受けたもの」、"もう手軽じゃない"カップラーメン超えは【総合順位】
2024年も物価の上昇が続いた。帝国データバンクによれば、2025年も酒類や飲料、パンを中心に、引き続き値上げされる見込みだという。まだまだ家計の見直しや節約を強いられそうで、頭が痛い。 ■【画像】男女100人が「値上がりにショックを受けたもの」トップ10一覧表 そこで今回は30~40代の男女100人に「値上がりにショックを受けたもの」についてリサーチ。その値上がりで「生活にどんな影響があったか」についても聞いてみた。(アンケートサイト「ボイスノート」調べ) 第10位(3.0%)は、肉・魚。 特に輸入肉が円安の影響で値上がりした他、近年は魚も円安などによる輸入価格の上昇、不漁の影響もあり、高値が目立っている。 「肉が高い。気軽にタンパク質が摂れなくなった」(38歳/男性) 「肉も魚も高く、買い物ですごく悩むようになった」(31歳/女性) 「より安いものを購入したり、買う頻度が減った」(38歳/男性)
■第7位は油、パン、お菓子
第7位(5.0%)は、油、パン、お菓子が同率でランクイン。 食用油の値上げも続いた。特に日清オイリオグループが家庭用オリーブオイル22品を5月1日納品分から取引先への販売価格を23~64%引き上げるなど、オリーブオイルの価格が大幅に上昇。オリーブの主な生産国であるスペインやイタリアで異常気象が続き、オリーブが記録的な不作だったための高騰だった。 「毎日使うものだったので使う量を控えた」(47歳/女性/学生・フリーター) 「揚げ物などお惣菜を買ったほうが安いため、自炊をあまりしなくなった」(47歳/女性) 「脂も高いし、揚げ物が億劫になった」(41歳/女性/主婦) 小麦の高騰でパンの値段も上昇。山崎製パンが原材料価格の高騰によりレーズンやチョコレートを使用したパン12品目を7月1日出荷分から値上げ。さらに、10月に同社が食パンや菓子パンなど計290品目の価格を来年1月1日出荷分から平均5.6%値上げすると発表したことが話題になった。 「毎朝食べていたけど頻度を減らした」(45歳/女性) 「朝ごはんやおやつにいろいろなパンを食べていたが高くなってたくさん買えなくなり、食パンを買ってジャムを塗ったり、ハムやチーズを乗せたりといろんな工夫をして食べている」(41歳/女性/主婦) 「できるだけパン食を減らした」(31歳/女性/主婦) お菓子もいろいろな種類の値上がりが発表された。カルビーは6月1日納入分より「ポテトチップス」「じゃがりこ」「かっぱえびせん」など68品を値上げ、3~10%の価格改定が実施された。10月には湖池屋がポテトチップスなどを値上げ、やおきんも10月1日出荷分から「うまい棒」を12円から15円に改定するなど、特にスナック菓子の値上げが目立った。 「ポテトチップスは購入する頻度が3分の1に減った」(35歳/男性/コンピュータ関連以外の技術職) 「お菓子をつまみながらお酒を飲む回数が減った」(34歳/女性/会社経営・役員) 「ポテチを食べる機会がグーンと減り、輸入ポテチを手にすることが増えた」(48歳/男性/営業・販売)