簡易トイレ、50回分あっても足りないかも……? 山善に学ぶ、本当に必要な「防災グッズ」の揃え方
もしもの時に備える!緊急簡易トイレ100回分YAK-100 実勢価格:4980円(税込) <内容> 凝固剤×100袋 汚物袋×100枚 便座カバー×4枚 処理袋×10枚 もしもの時に備える!緊急簡易トイレ50回分YAK-50 実勢価格:2980円(税込) <内容> 凝固剤×50 汚物袋×50枚 便座カバー×2枚 処理袋×5枚
使い方は簡単。小浜さんが、青く着色された水を尿に見立てて実演しました。水が入ったカップに凝固剤を入れ、しばし待ちます。 体感として、1分くらい経ったかどうかという短い時間で、すっかり固まりました。カップを逆さにしてもこぼれてくる様子はありません。 あとは、固まった水(尿)を汚物袋に入れてしばればOK。断水時に家のトイレで使う場合は、便器の底に汚物袋が直接触れないよう同梱の「便座カバー」を敷いておくのがよいそう。 トイレそのものの備えも重要ですが、あわせて考えたいのがトイレットペーパー。水に溶けてしまうため、湿気の多い場所での保管や水害時の使用が難しい課題がありました。 そうした時に役立つのが、アルミ真空パックで長期保存が可能な備蓄用トイレットペーパー「長期保存用トイレットペーパー」(製造元は丸英製紙)。包装されているので水没しても使えて、カビも防ぎます。保存期間は、製造日から10年です。 70mタイプ巻(スリムタイプ)と、200m巻(ロングタイプ)があり、70mは1人で使用した場合で1週間相当。「スリムタイプ」とある通り、防災バッグなどに追加しやすい手のひらサイズです。ロングタイプは、1人で使った場合20日分になります。 そのほか、頑丈な樹脂製で組み立てが簡単な折りたたみ式トイレや、手回し・乾電池・AC電源・モバイルバッテリーの4電源に対応する「手回し充電テレビ+ラジオ JYTM-RTV430」(税込1万7800円)など、災害時に持っておくと安心感が段違いのグッズが揃っていました。 小浜さんは、「防災グッズは日常的に準備しておくべきものであり、いつでも使える準備を整えておくことが大事であり、さらに自分で考えることが欠かせない」と話しました。住んでいる地域特性や、一緒に避難する家族の人数など、考慮すべき点は多岐にわたるうえ、さまざまな被害から得られた教訓をもとに情報をアップデートしていく必要があります。 必要なアイテムや個数は人それぞれ。命を守ることは大前提として、避難生活が長期間にわたっても大丈夫なように想定しておきたいですね。
GetNavi web編集部