胸を愛し、しっかりケア! 専門家が語る最新バスト事情とは?
※この記事は、madameFIGARO.frで掲載されたものの翻訳版です。データや研究結果はすべてオリジナル記事によるものです。 ----------------------------------- 健康のためであれ、美容上の理由であれ、胸には最大限の注意を払う価値がある。胸を愛し、しっかりケアして、美しく整えることで、私たちは女性らしさを取り戻すことができるのだ。 「冬は胸元が隠れているため忘れがちですが、胸も顔と同じようにケアすることが重要です」と、フランスのスキンケアブランドmyBlendのトレーニングディレクター、アニエス・アジェロンは断言する。「サロンのトリートメントでは決して触れることのない部分なので、ご自身で行う必要があります。胸はとてもデリケートなので、刺激を与えるのを恐れる人もいますが、胸にとっては有益な刺激なのです」と彼女は付け加える。皮膚科医でフランス皮膚科学美容協会会長のマルティーヌ・バスペイラス氏も、こうした不安を捨てるようアドバイスする。「女性たちに、乳房の皮膚は身体の他の部分と同じだと説明して安心させるようにしています。乳房をやさしく扱い、シンプルな処方のもので保湿することを習慣にしてください。その際、エッセンシャルオイルや香料入りの製品は避けてください。乳首はよりデリケートな部分なので、特に注意が必要です」 バストケアの第一歩はシャワーから始まる。「特に産後の女性にとっては、乳房に触れることさえ難しいことがあります」と助産師で『Le Grand Guide de ma grossesse sereine(私の穏やかな妊娠へのグランドガイド)』(2024年)の著者であるシャルリーヌ・ガヨー氏が指摘するように、マッサージをする際は、力加減に気を付ける必要がある。「マイルドなクレンジング剤で胸を円を描くようにマッサージします。常に首に向かって上向きに手を動かすと、血液とリンパの流れが良くなります。また、週に1、2回はスクラブをして角質除去することで、細胞の再生を促しましょう。最後に、引き締めクリームやオイルで胸を包み込むようにマッサージしながら保湿をして仕上げます」とアジェロン氏は手順を説明する。 生理中は胸が著しく変化する時期であることを忘れてはいけない。「胸はホルモンの影響を受けやすい部位なので、女性によっては特定の日に敏感になる場合があります」とバスペイラス医師は言及する。「体重の変動やホルモンの影響で、胸にストレッチマークができやすい人もいます。2日に1回、少なくとも1分間、小さい円を描くようにやさしくマッサージすると、ストレッチマークを軽減することができるでしょう」 そして、胸のマッサージには、さらにふたつの利点があると医師は指摘する。「マッサージにより線維芽細胞が刺激され、肌の質が向上します。さらに、マッサージをしながら触診することにもなり、乳がんの自己検査にも役立ちます」 妊婦の場合、ストレッチマークを最小限に抑えたい人は、無香料で内分泌かく乱物質が含まれていない製品を使って、妊娠期間中から赤ちゃん誕生後の3週間から1ヶ月までは毎日胸のマッサージを続けることを助産師は勧めている。