元パラ水泳日本代表・一ノ瀬メイの原動力とは? 「家族が『面白いチャレンジだったね』と言ってくれるからこそ、私は前に進める」
「アイコンになるのが目標」
「挑戦したいことはたくさんありますが、今自分が目指す最終的な理想像は、アイコンやミューズのような存在になることです。自分が大切にしている価値観や思いを、ただ言葉で発信するだけでなく、自分の行動や存在そのもので示していく人物になりたいんです。そして、自分が本当に幸福で持続可能な状態でその価値観を体現することが重要だと思っています。これまでずっと情熱を注いできたテーマ、ダイバーシティやインクルージョン、サステナビリティをさらに広げ、より多くの人に届けていきたい。ファッション分野でもっと大きな仕事がしたいし、モデルとしてもさらに成長していきたいですね」 この夏、ヨーロッパで2カ月の滞在したなかでも色んな気づきがあったという。 「ヨーロッパのほうが多様性は確かに進んでいるけれど、多様性を意識するキャスティングをするあまり、枠にはめられてしまうことも多いと感じました。一方で、日本での仕事は枠にとらわれず、ただ『メイちゃんと仕事がしたい』『メイちゃんを撮りたい』という純粋な気持ちから始まることが多い。このことに、改めて感謝の気持ちを抱いています。私の今の仕事の仕方は世界でも最前線にあるのかもしれないと感じつつ。だからこそ、この仕事をもっと大きく広げたい。日本だけでなく、グローバルにも出ていきたいです」と新たな挑戦への意欲を語ってくれた。 日本国内だけでなく、グローバルな舞台で活躍することを目指すメイさん。これからも挑戦を続け、ダイバーシティやインクルーシブな価値観を体現する存在として、さらに多くの人に影響を与えていくだろう。