ラストマッチの浅倉（左）が、絶対女王・伊澤（右）との対決に臨む

　9月29日（日）さいたまスーパーアリーナで開催される『RIZIN.48』の前日計量が行われ［第7試合 女子スーパーアトム級（49.0kg）] に出場する、今回ラストマッチの浅倉カンナ（THE BLACKBELT JAPAN）は48.85kg、同級王者・伊澤星花（Roys GYM/JAPAN TOP TEAM）は48.75kgで、両者パスした。 　浅倉は笑顔で二の腕を上げマッスルポーズを取ると、動画コメントやSNSでは「肩や腕周りが太くなった」の声も。昨日のインタビューでは「バチバチな試合になる」と語り、ラストマッチで打ち合い決着を望む可能性もある。 【フォト】浅倉カンナ、二の腕もパワーアップ？過去のマッスルポーズと比較 　対する無敗王者・伊澤は計量パスすると柔和な笑顔で片腕ガッツポーズ。 　フェイスオフではまっすぐ見据えるような浅倉に、静かに落ち着いた視線を送る伊澤。先に睨み合いをやめたのは伊澤だった。 　浅倉は前日のインタビューで「最後の試合で覚悟を持って行くので、バチバチな試合になるんじゃないかな」と激闘、打ち合いも示唆。 　今回の計量配信や、SNSでの写真に「腕が太くなった」との声もあり、パンチを強化している可能性もある。 　一方の伊澤も「打撃の飛びヒザでKOしたい」と語っており、打撃対決になるか。 　しかし浅倉の「腕の一本もくれてやる」との言葉に、伊澤は「腕2本折ってやろうかな」とも返しており、グラウンドでも激闘は避けられなさそうだ。 　浅倉は最後の試合、下馬評を覆し“勝ち逃げ”するのか、伊澤が鮮烈フィニッシュで引導を渡すのか。 　浅倉は17年のグランプリを制するなど、常にRIZINトップ戦線で活躍を見せてきた女子格闘技の顔の一人。近年は黒星が目立っていたが、前戦である昨年4月にはベテランV.V Meiに判定勝利。しかし今回の試合かぎりでの引退を宣言した。 　対する伊澤は13勝無敗（1KO・7一本）の現RIZINスーパーアトム級（-49kg）王者。3月にはDEEP JEWELSでパク・シユンに一本勝ちし、DEEP JEWELSストロー級王座に続くアトム級も制覇した。