【ボートレース】末永和也、大沢風葵ら実力派若手レーサーが激突…桐生ルーキーシリーズ2日開幕
ボートレース桐生の「第18回マンスリーBOATRACE杯 ルーキーシリーズ第21戦 スカパー!JLCカップ」は2日から6日間の日程で開催される。ファン投票で決定したデザインの新ボートを当節から使用開始。原則、登録6年未満の若手レーサーが、優勝賞金100万円を巡ってしのぎを削る。 実力、実績は末永和也が一歩リードしている。昨年2月の九州地区選手権でG1タイトルを獲得し、すでに記念戦線で活躍中。今年は3月の戸田SGクラシック、5月の多摩川SGオールスターで予選突破し、11月のG1まるがめ72周年では準優勝した。当地での出走機会が少ないため、エンジン出しに若干の不安はあるが、それを差し引いても今シリーズはVに最も近い位置にいる。 地元・群馬の大沢風葵は令和5年の最優秀新人。9月の桐生G1ヤングダービーは予選落ちで悔しい思いをしたが、来期適用勝率は6・99で来年1月からのA1級復帰を決めている。これまで浜名湖、宮島、三国で計3度の優勝経験があり、今回はホームプールの利を生かして桐生初Vに挑む。 中村日向は昨年のG1四国地区選手権を制しており、操縦のうまさに目を見張るものがある。桐生勝率は断トツの7点台で、水面との相性は◎。当地で前回開催されたルーキーシリーズは予選1位、優勝戦1号艇で5着に敗れた借りを何としても返したい。 ほかにも好センスの前田滉と前田翔、攻撃力がある砂長知輝、中野希一、石田貴洋の埼玉勢が優勝戦線に絡んできそう。桐生フレッシュルーキーの坂本雄紀、生方靖亜も気合十分。坂本は当地10月のG3、11月の一般戦で足を上位級に仕上げ、ともに準優勝と結果を残しており、ダークホース的存在になりそうだ。
報知新聞社