摩耗寿命19％向上…ブリヂストンが投入、ミニバン・SUV専用タイヤに搭載した独自技術
ブリヂストンはミニバン・小型スポーツ多目的車（SUV）専用のプレミアムタイヤ「レグノGR―XIIIタイプRV」を2025年2月に発売する。走行・環境性能を両立する独自の商品設計基盤技術「ENLITEN（エンライトン）」を搭載し、車両に合わせたカスタマイズに対応。新たな専用のパターン（タイヤ表面の溝）で車高の高い車両特有の走行時のふらつきを抑制するほか、摩耗寿命を従来品比19％向上させた。29サイズを発売する。 【写真】ミニバン・SUV専用のプレミアムタイヤ「レグノGR―XIIIタイプRV」 ミニバンなどは車重が重くタイヤにかかる負担が大きいため、タイヤの偏摩耗やふらつきにつながる。摩耗しやすいショルダー（肩）部の剛性を高める新パターン「ダイヤモンドスロット」をタイヤ内側に採用。路面からの振動を吸収し、ロードノイズと偏摩耗を抑制する。車内音が目立つ後部座席でも上質な空間品質を実現した。 またショルダー部のブロックを大きくすることで剛性を高めた。ふらつきを低減し、耐摩耗性向上で安定感のある走りにつなげる。部材を共有化し開発・生産をシンプルにするモノづくり基盤技術「BCMA」と組み合わせ、環境負荷を低減した。
