ライカ共同開発のカメラ搭載「Xiaomi 14T Pro」、ハイエンドでも11万でお釣りが来るぞ
SoCは「MediaTek Dimensity 9300+」を採用、パワフルでAI処理も得意
この端末の特徴のひとつとしてカメラ!…は当然、ライカですしカメラ推しなのは間違いないのですが、そのカメラ性能を引き伸ばしてくれるのが、SoCのパワーです。 上位モデル「Xiaomi 14T Pro」搭載されているのはTSMCの4nmプロセスで作成された「MediaTek Dimensity 9300+」。どのくらいやれるの? というと、ベンチマークスコア的にはSnapDragon 8 Gen3と並ぶ性能ですね。キュンキュンでございます。 なおかつ、NPUでの処理能力も高いのです。次世代生成AIエンジンを搭載し、オンデバイスのエッジ処理を実現。翻訳画像生成・編集・写真の現像にいたるまで、AIによるさまざまな支援を高効率に受けることができます。 翻訳だってこのとおり。
明るく、ムーディーな画が撮れるライカ共同開発3眼カメラ
この端末が気になっている方って、「カメラ性能どうなの? ライカでしょ?」という視点で注目していると思うんですよね。 カメラの構成的には… メイン:5000万画素Light Fusion 900イメージセンサー、F値1.6、光学式手ブレ補正(OIS)23mm相当 望遠:5000万画素 F値2.0、60mm相当の焦点距離 超広角:1200万画素 F値2.2 15mm相当の焦点距離(120˚FOV) という3眼構成。高画質で光学式手ぶれ補正に対応した、独自ブランドのイメージセンサー、そしてライカのSummiluxレンズという構成ですね。 ここに前述した「MediaTek Dimensity 9300+」 によるAI支援が加わります。 「Xiaomi 14 Ultra」同様、Xiaomi独自のAI LMコンピュテーショナル撮影プラットフォームを採用。最大54TOPSとなるチップ性能で、処理能力は前世代から92%向上しているとしています。 例えば暗所撮影では、FusionLMのピクセルアルゴリズムで、8枚のRAW画像を合成してノイズを低減しつつ、蓄積されたデータによって最大6倍のダイナミックレンジを誇るとのこと。その他にもポートレートやトーン、カラーの調整など各所にAIによるサポートが入ります。なんだかトンデモネーカメラ作っちゃってませんか? 実際、このカメラ、映りがまたいいのよ。 今回体験会での限られた時間、限られたシチュエーションでの検証だったのですが、普通に構えてふつーにポートレートモード(Leica ポートレート)で撮影しているだけなんですが、艶っぽくて雰囲気グラマラスな画が出てくるんです。 体験会の中では夜間撮影も試すことができました。 これら、かなり明るく撮れていますけど、実際もうすっかり日は落ちて黄昏よりも暗き時間帯。それでも普通に構えて撮るだけで、信じられないレベルで明るく、細部まで立体感が表現されるのがすごい。手ブレや高感度ノイズが起こらないわけではないんですが、本当にいい雰囲気に撮ることができました。 これがLeicaレンズだからなのか、AIによる絵作りが上手いのかはわかんないんですけど、このスマホを持たされて、写真撮るのが楽しくならない人なんて居るの? くらいの吸引力がありますねー。
14T Proは10万9800円から
上位モデル「Xiaomi 14T Pro」は11月下旬発売、キャリアではソフトバンクから、オープンマーケット版も発売予定で、価格は256GBモデル10万9800円、512GB版11万9800円。SoCの性能とカメラ性能、充電仕様が若干控えめな「Xiaomi 14T」は12月中旬以降auとUQmobileからの販売予定となっています。 やっぱ狙い目はProですね。スペックも高くて、AI機能も充実していて、なによりカメラの写りがムーディーで魅力的。 僕の中で、今もっとも納得感の高い11万円の使い方なのでは? と脳内会議が始まっております…。これは心揺れる。 Source: シャオミ・ジャパン
小暮ひさのり