フリーのラビオにリヴァプールが接近 遠藤にとって厄介なライバルに
ユヴェントスを退団したラビオ
レアル・ソシエダのマルティン・スビメンディを取り逃したリヴァプール。プレミアリーグ初戦のイプスウィッチ戦では、ライアン・グラフェンベルフがアンカーとして活躍したが、アルネ・スロット監督はさらなる中盤の強化を希望しており、そのターゲットはユヴェントスを退団して現在無所属となっているアドリアン・ラビオだと、英『Liverpool Echo』が報じている。 ラビオは190cm近い長身の持ち主で、利き足は左。ピッチ全体をカバーできる運動量に加え、ボールを刈り取る力強さも彼の強みの1つだ。昨季のユヴェントスでは横並びとなる中盤3枚の1人として起用され、5ゴール3アシストと8ゴールにかかわる活躍を見せた。 加入となれば[4-2-3-1]の2のポジションで起用されると予想できる。現状の戦力はイプスウィッチ戦で先発したグラフェンベルフとアレクシス・マカリスター、遠藤航、カーティス・ジョーンズの4人。マカリスターは2列目での起用も考えられるため、3列目の補強は必須で、ラビオはピッタリなターゲットといえる。 マンチェスター・ユナイテッドもラビオの獲得に興味を示していたが、現在は撤退しているようで、獲得のライバルはインテルとバイエルンの名前が報じられている。 代理人を務めるラビオの母が求める高額な給与は懸念点の1つではあるが、フリーで獲得できることを考えたら悪くない選択肢だといえる。遠藤にとって厄介なライバルになる可能性が高く、今後はさらなるアピールが必要になりそうだ。
構成/ザ・ワールド編集部