１９日の京都メイン・オータムリーフステークス（３歳上オープン、ダート１４００メートル）は、坂井騎乗で１番人気に推されたライツフォル（牡４・高橋忠）が、３馬身差の完勝。オープン初勝利を飾った。勝ち時計は１分２３秒８（稍重）。 　大外枠のロードエクレールを先に行かせて、２番手の外からぴったりとマーク。残り１ハロン手前で先頭に立つと、後方から追い込んだスマートフォルス以下、後続を寄せ付けなかった。 　この勝利には、前走（エニフＳ４着）の教訓を生かした鞍上・坂井の好判断が際立つ。「前回はスローに落として２着馬（当時２着のロードエクレール）をかわせなかったので、少し早めにねじ伏せるイメージでした」と、強気の競馬を振り返った。 　次走は未定だが、これでダート１４００メートルでは５戦４勝と抜群の相性。今年いっぱいは中央に同距離の重賞がなく、陣営にとっても悩ましいところだが、着実に力をつけているのは間違いない。１歳年下の半弟トロヴァトーレも芝のマイル路線でオープン入りしており、今後は兄弟での活躍が期待できそうだ。