お鼻の色で見わけてね…飼い主が癒される仲良し兄弟猫さまたちのハグのシャワー【仏】
フランス在住のカメラマン、松永学さんによる、フランスの猫さま紹介! 第267回目はピラット(Pirate)さまとロキ(Loki)さま の登場です。 【画像】泥酔してる? 酔って玄関で寝ているヒトのような猫さまの姿はコチラ
お鼻がキュートな兄弟猫さまたちの物語
【フレンチ猫さま】vol.267 猫さまの話をもっと聞かせて! 鼻がピンクのピラットさまと鼻の周りに斑点があるロキさま兄弟はこの8月で1歳になりました。 <ピラットさまとロキさまが語ります> 僕たちはアパートに住んでいて、どの部屋も自由に出入りできます。飼い主たちが起きると行動開始です。まずは食べ物を要求し、全部食べたら、寝るか遊びます。お互い追いかけっこが大好きです。時々いたずらもします。 飼い主たちがソファに乗ると、ピラットは鳴いて飼い主たちの上にすかさず横たわります。抱きつくのが大好きだから…。それからたっぷりと昼寝をします。 夕飯の時間になると起き上がって、キッチンに行き、なにかをもらえるまでふたりしてニャーニャー鳴きます。夜は疲れ果てて落ち着いていてすぐ眠りに落ちます。 食事はいつも『Virbac』ブランドのドライのカリカリです。パテはごくまれにしか食べません(年に5~6回の特別な日、これも『Virbac』)。去勢手術を受け、最近1歳になったので『Virbac』の去勢猫用成猫用を食べています。 ピラットのお気に入りの場所は猫用ハンモックで、そこで毎日過ごしたり眠ったりするのが大好きです。ロキのお気に入りはキャットツリーで、上に寝そべったり、寝たりするのが大好きです。 ピラットにはお気に入りのおもちゃはありません。遊ぶとしたら、その辺に転がっているもので十分。ロキのお気に入りのおもちゃはボールです。 <飼い主から見たピラットさまとロキさまとは> 私の名前はカリーヌ、獣医の助手をしています。ピラットとロキが初めて私が飼う猫です。でも実家ではずっと猫を飼っていたこともあり、仕事でも猫に接することが多いので、猫たちには慣れています。 スイスの『Les chats errants de la Gruyère』という団体でピラットとロキを見つけ、生後3か月のときに飼い始めました。この協会では拾われた猫の世話をしていて、猫たちは里親が見つかるまで保護されています。ピラットとロキは、とても小さい時に母親と兄弟と一緒に発見されました。その後、幸運にも全員養子に出されました。 来たばかりの小さい頃はドアを引っ掻くのが大好きでしたが、今はもうしません。ピラットはとても抱っこ好きで、よく鳴きます。ロキはとても遊び好きですが、あまり抱っこはしません。そしてふたりとも食べることが大好き。じゃれ合ったり、攻撃し合ったりするのが大好きなんです。小さないたずらっ子たちですが、とてもかわいいのでなんでも許してしまいます! ピラットは頭が丸くて鼻の周りに小さな斑点があるのがチャームポイント。ロキのチャームポイントは優雅さ。細身の猫で、ジャンプしたり着地したりする時はとても軽やかです。そしてふたりとも抱きしめたくなるような小さなぬいぐるみみたいです。 彼らはたくさんの愛とサポートを私に与えてくれます。私が困難な局面を迎えているとき、いつもそばで寄り添ってくれます。彼らの存在は、私の生活状況を改善するのに十分です。物事がうまくいっていないと察知して抱っこしに来てくれる。私たちは信頼の絆を築いていて、彼らは私と一緒にいて幸せなんだと思います。 彼らはまだ若いので、別れの日が来るのをまだ考えたことがありません。状況にもよるだろうし、何より猫の健康状態にもよるでしょう。もし猫たちが苦しんでいるのなら、安楽死が最善の選択だと思います(たとえ簡単ではないとしても)。獣医の助手をしているので仕事柄苦しむ猫たちを多く見てきたので、私は猫たちを苦しませたくありません。 ーーピラットさまとロキさまの飼い主は動物が苦しんでいる姿を見る機会が多く、自分の猫たちの食事は、評判の良い『Virbac』ブランドのものをあげて、できる限りの健康状態を管理しています。しかし別れる日は必ず来ると。心の中では今の生活を大切に過ごすことがいちばんと言っていました。ピラットさまとロキさま兄弟猫さまの表情を見るとこっちも幸せを感じますね。 著者情報 松永学 猫さま好きフォトグラファー。雑誌、webなど多くの媒体で活躍。猫歴、実家に通っていた野良を含めると10匹以上、パリには2匹の猫さまを連れて移住、現在は保護猫3匹と暮らす。どこへ行っても通りで見かけた猫さまに挨拶は忘れません!
matsunaga manabu