元巨人ドラ1・桜井俊貴(ミキハウス)が東京Dに戻ってくる! 「東京のチームを倒したい」【都市対抗二次予選】
ミキハウス(八尾市)が日本製鉄瀬戸内(姫路市)を4対0で下して、4年連続5回目の都市対抗野球出場を決めた。 【一覧】2023年 プロ野球 引退・退団・戦力外・移籍選手リスト 試合を締めたのは元巨人の桜井俊貴だった。2015年のドラフト1位で立命館大から巨人に入団。2022年限りで一度は現役を引退して、昨年はスカウトを務めていたが、今年からミキハウスで現役復帰。1年間のブランクを日々の練習で埋め、今回の予選ではエース級の働きを見せた。
桜井の出番が回ってきたのは4対0でリードした8回裏。「一番状態の良いピッチャー」と陣田匡人監督からの信頼を受けての起用だった。 先頭打者こそ四球を与えるもそこからフォークで3者連続三振。元プロの貫禄を見せつけた。 9回裏も簡単に二死を奪ったが、そこから連打を浴びて二、三塁のピンチを招く。それでも最後はフォークで空振り三振を奪ってゲームセット。桜井を中心に歓喜の輪ができた。 現役復帰当初は「不安しかなかったです」と本音を漏らしたが、初の公式戦となった4月のJABA京都大会で感覚を取り戻し、現在では全盛期の8~9割まで調子を上げている。 巨人時代の本拠地であった東京ドームに選手として2年ぶりに戻ることが決まった桜井。「(都市対抗野球出場が)一つの目標だったので、関東のチームに勝つことを次の目標に調整したいと思います。いつも通り準備して、投げるだけ。『30歳でもできるぞ』というのを見て頂けたらと思います」と話していた。 大学時代に様々な思い出のあるわかさスタジアム京都で胴上げ投手になった。次はプロ時代の思い出が詰まった東京ドームで腕を振る。