バンクシーはなぜ動物シリーズを描いたのか。9日間を振り返る
ロンドン市内に9日間連続で動物の壁画を描いてきたバンクシー。連作を発表するのは彼にとって初めてのことではないが(イギリス・ノーフォークで連作を発表したり、ニューヨークで「レジデンシー」を行ったりしてきた)、正体不明のアーティストが突如として街中に登場させた動物の絵に、どんな意味が含まれているのか考えたくなってしまうのがファンの性だ。バンクシーのInstagramに作品が投稿されるたびに意味を推測するコメントが多く投稿されており、バンクシーの謎を紐解くBBCラジオの人気番組「Banksy Story」のパーソナリティは、これまで発表してきた作品と同様、「動物愛護を訴えているのではないか」と推測しているが、本当の意味は明かされていない。突如としてロンドン市内に現れ、世界から注目されることとなった十数体の動物たちの動向を、9つの画像で振り返ってみよう。
5日目:魚をついばむペリカン
ロンドン北東部ウォルサムストウにあるフィッシュ・アンド・チップス店の黄色い看板魚をついばむ2羽のペリカンがモチーフだ。
9日目:動物を逃すゴリラ
バンクシーの動物シリーズを締めくくる9作目がロンドン動物園のシャッターに。アシカや鳥、蝶などがゴリラによって逃がされている。
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