GB350が連覇するもエリミネーターが迫る!【小型二輪251~400cc・2023年販売台数 TOP15】
1位:GB350/S(’23)[ホンダ]5065台(前年──台)
鋼管製フレームにシリンダーがほぼ直立したシングルエンジンを搭載したシンプルなネオクラシックモデルで、STDが2021年4月、Sが同年7月に発売された。最大の特徴は不快な振動を徹底的に排除しながら高められた雑味のない鼓動感。STDはシーソー式チェンジペダルやスチールパイプ製グラブバーなどで普段使いの利便性も高め、Sは専用のライディングポジション/サイドカバーデザイン/タックロール風シートなどで、スポーティな雰囲気をプラスしてある。フロントフォークブーツカバーはSのみが装備。STDとSで意外と相違点は多い。 2023年の上半期はコロナ禍にともなう受注停止で販売台数が伸び悩んだが、7月6日に最新排出ガス規制に適合するなどマイナーチェンジを受けて発売された後は、前年並みの順調な販売を続けているという。ちなみにマイナーチェンジ前のモデルも6位にランクインしており、合計の販売台数は6208台になる。 GB350/S ■空冷4ストローク単気筒 348cc 20ps/5500rpm 3.0kgm/3000rpm■車重179kg シート高800mm 燃料タンク容量15L ※写真と諸元はGB350 ●価格:56万1000円(S=60万5000円)
2位:エリミネーター/SE[カワサキ]4016台(前年──台)
ニンジャ400/Z400と共通の並列2気筒エンジンをロー&ロングな車体に搭載したクルーザーだが、じっさいの乗り味はゆったりめのネイキッド。丸型LEDヘッドライトや丸型フルデジタルメーターを採用し、カワサキの400ccクラスとして初めてETC2.0車載器を標準装備する。 上級モデルのエリミネーターSEは、コンパクトなヘッドライトカウルのほか、フォークブーツや防水設計のUSBタイプC充電ソケット、ツートーン表皮とステッチを採用した専用シート、さらに前後にカメラを備えたミツバサンコーワ製GPS対応型ドライブレコーダーを装備する。カワサキ車の250~500ccクラスで最も低いシート高735mmも嬉しい。 エリミネーター/SE ■水冷4ストローク並列2気筒 398cc 48ps/10000rpm 3.8kgm/8000rpm■車重178kg シート高735mm 燃料タンク容量12L ※写真と諸元はSE ●価格:85万8000円(STD=75万9000円)