大谷翔平選手の出身地、奥州市を訪れるファンの人気スポットは 市役所から小中学校が定番 味・旅・遊
2番目は出身中学の水沢南中学校。市役所から車で約10分。2年前に着任した本堂隆副校長が「大谷選手は花巻東高校の印象が強く奥州市出身が意外に知られていなかったから」と校内のゆかりの品や寄付された関連資料で職員玄関に展示コーナーをつくった。市役所と同じ握手像があり握手も可能で、家庭部の生徒手づくりの来校記念グッズがもらえるのが人気だ。
「来校者は北は北海道、南は九州から。ほとんどが年配のご夫婦や家族連れ。生徒たちは全国から注目されているという意識なのか、どこかしゃんとするようなった。あとは大先輩を見習い目標を決め向上心を育んでくれたら」と本堂副校長。
第3は出身校の姉体小学校。水沢南中から車で約5分、校舎に掲げられた「頑張れ!大谷先輩 僕らの希望」の横断幕を見るだけ。市役所-水沢南中-姉体小が定番化しているという。
押し寄せる大谷ファンは奥州市のにぎわい創出の大きなチャンスで、地元の期待も膨らんでいる。
(石田征広)
奥州市役所
JR東北新幹線水沢江刺駅から車で約15分、東北自動車道水沢インターチェンジから約9分。市役所1階ロビーは午前8時半~午後5時15分が開放時間。水沢南中は平日限定で事務室を訪ねるのが必須。