【2024スポーツ名場面】レスリング女子・藤波朱里&女子やり投げ・北口榛花「圧巻の金メダル」
シン・霊長類最強女子が圧巻の金メダル!
誰もが予期していた金メダルだった。歓喜の瞬間、藤波朱里(あかり)は膝をついて喜びを爆発させ、絶叫した。 【画像】寿司屋に弟子入り !?中トロを差し出す パリ五輪金メダリスト・藤波朱理 「文句の付けようがない圧勝でしたね。試合終了後、朱里は取材スペースで『嵐』の櫻井翔さん(42)を見つけて大興奮。ツーショットを撮ってあげようかと提案すると、緊張しながらも大喜びでした」(スポーツカメラマンの保高幸子氏) レスリング界最強のアスリートが、普通の女の子に戻った瞬間だった。 ◆1投目から65m80!シーズン自己最高記録 フィールド上に寝そべって、大好物のカステラをモグモグ……。パリ五輪女子やり投げで金メダルを獲得した北口榛花(はるか)は、決勝を前になんともリラックスした態度をみせていた。 「世界のトップになるには、あまりストイック過ぎてはダメ。北口選手ぐらいの心の余裕が必要なのでしょう」 こう語るのは、元陸上選手でシドニーや北京五輪などに出場した為末大(ためすえだい)氏だ。 パリ五輪決勝でもリラックスしていた北口は、1投目から65m80のシーズン自己最高記録。最終6投目まで他の選手を圧倒し続け、女子フィールド競技では日本人初の金メダルをもたらした。 「海外での練習環境が合わず、挫折する選手は大勢います。しかし北口選手は自らコーチ(チェコのデイビッド・セケラック氏)を探し、単身海外に出て道を拓(ひら)いたんです。世界を転戦した経験が、大舞台でも動じないメンタルを育てたのでしょう。本人が目標にする夢の70mの記録も、実現する可能性は十分あると思います」(為末氏) ’25年9月に東京で行われる世界大会でも、北口は新たな伝説を作りそうだ。 『FRIDAY』2025年1月3・10・17日合併号より
FRIDAYデジタル