毎日500円のつみたて投資体験を、「PayPayおまかせ運用」は世界株式と全世界バランスの2択でスタート
PayPay証券は10月2日、毎日500円をつみたて投資する「PayPayおまかせ運用」のサービスを開始した。投資対象商品は新NISA「つみたて投資枠」対象の「キャピタル世界株式ファンド(DC年金つみたて専用)」と「成長投資枠」対象の「eMAXIS/PayPay証券 全世界バランス」の2商品。収益重視で世界株式か、安定重視でバランス運用かの2者択一で簡単に投資がスタートできるようにしている。当日、PayPayの副社長執行役員Co-COO金融事業統括本部長の安田正道氏(写真:右)とキャピタル・インターナショナル代表取締役社長の小泉徹也氏(写真:中央)とともに共同記者会見を開催し、PayPay証券代表取締役社長執行役員CEOの番所健児氏(写真:左)は、「コーヒー1杯分のつもりで毎日500円貯金をしている方に、同じ感覚で投資を始めていただきたい。いつものPayPay決済でつみたて投資という体験をしていただくきっかけになることが重要」と語った。
キャッシュレス決済「PayPay」のアプリをダウンロードして利用登録をしているユーザー数は6500万人を突破。そのうち、マイナンバー等を使って本人確認を済ませているユーザーは3000万人を超えている。この本人確認を済ませているユーザーは、簡単な手続きだけでPayPayが提供する様々な金融サービスを利用することができる。PayPayの安田氏は、「PayPayの決済を軸とした金融エコシステムを自由に使っていただきたい」と語った。PayPayのアプリからは、PayPayカードを使うクレジットカード機能、PayPay銀行の銀行/ローン機能、PayPay保険を通じた保険、そして、PayPay証券を使う資産運用までワンストップで様々な金融サービスの利用が可能だ。
しかも、事業者が従業員の銀行口座宛の振り込みを使って従業員のPayPayアカウントに給与支払いができる「PayPay給与受取」サービスも年内にスタートする予定だ。PayPay口座にいちいち現金をチャージする必要もなく、給与の一部が自動的にPayPayアカウントに充填され、コンビニなどいつもの買い物などができるようになる。この「PayPay給与受取」が普及すると、PayPayが日常の当たり前のサイフになり、そこから、残高移動などの手続きもなく、PayPay証券の「おまかせ運用」で自動的につみたて投資もスタートできるようになる。