毎日500円のつみたて投資体験を、「PayPayおまかせ運用」は世界株式と全世界バランスの2択でスタート
PayPay証券は既に、PayPayユーザー1800万人に対し「ポイント運用」のサービスを提供している。ETFに連動する8コースを用意し、リアルな証券市場の動きがポイントの増減に直結する「疑似運用体験」を提供している。そして、PayPay証券のアプリを使ったリアルな証券投資サービスの利用者は約123万口座だが、これは、大手ネット証券5社(SBI・楽天・マネックス・松井・auカブコム証券)と並び立つほどの口座数になっている。かつ、今年1月~6月までに新NISAの口座開設数は30万口座と、ネット証券トップのSBI証券や楽天証券に次ぐ3番目の口座開設実績になった。しかも、その30万口座の95%はNISA口座の開設は初めてという投資初心者だった。PayPay登録ユーザー6500万人という潜在的な顧客基盤、さらに、「疑似運用体験」を始めている1800万人など、PayPay証券の利用者拡大の余地は大きいといえる。
新たにサービス開始した「PayPayおまかせ運用」は、たったの4ステップ(商品を選ぶ、投資金額を確認する、設定内容を確認する、積み立て設定完了)で簡単にスタートできる。投資未経験者でも初心者でも、簡単に迷うことなく始められる仕組みにしたことが特徴だ。もちろん、必要に応じて金額を変更(100円~)し、プレセットされている2つの商品以外にも485銘柄のNISA対応商品から選択することも可能、つみたての頻度も毎日、毎週、毎月など選べる。PayPayカードを使ったつみたてもできる。まずは、初めてみて残高が5000円、1万円などと積み上がっていく様子を確認しながら、徐々に自分なりの資産運用のあり方を覚えていくことができる。
キャピタル・インターナショナルの小泉氏は、米国の確定拠出年金など長期の非課税口座で大きな実績をあげてきたキャピタル社は「投資の成功で人々の生活を豊かにする」というミッションを掲げる会社として、今回のPayPay証券の取り組みに大きな期待を持っていると語った。小泉氏は、「キャピタルの投信を長期に購入し、大きな資産を作った方々は、ごく普通の米国の勤労者」という。そして、今回、「PayPayおまかせ運用」に提供する「キャピタル世界株式ファンド(DC年金つみたて専用)」は、1973年に設定され、すでに50年以上の運用実績があるファンドと紹介。このファンドを使って、1983年12月末から毎月1.5万円(毎日500円)を40年間積み立てた場合、投資元本総額は720万円だが、つみたて運用の結果は9011万円になったという実績を示した。「毎日コーヒー1杯のつみたてが将来の大きな資産になり得ます。夫婦2人で同じようにつみたて運用をすれば、1億円を大きく超える資産もつくることが可能です」と長期投資の効果を強調していた。
ウエルスアドバイザー