「ああ…年越しか」ソフトバンクにトレード移籍の濵口遥大が過ごした激動のオフ メキシコの空港で迎えた2025年「人生においてかけがえのない財産」
ソフトバンクにトレードで加入した濵口遥大投手(29)が7日、みずほペイペイドーム内で入団会見に臨んだ。 ■東浜巨が結婚!幸せいっぱい似顔絵ツーショット 三森大貴との交換トレードでDeNAから移籍。「(ウインターリーグで)メキシコにいて、(トレードを聞いた時は)びっくりした気持ちがありましたが、こうして素晴らしいご縁をいただいて、新しい環境でトライできるチャンスをもらった。今は頑張ろうという気持ちでいっぱいです」と決意を語った。 文字通り「激動のオフ」を過ごし、新天地に降り立った。DeNAで日本シリーズに出場後、すぐにメキシコでのウインターリーグに旅立った。同地の球団でもトレードを経験。そして昨年12月下旬にソフトバンクへのトレード移籍の連絡が来た。現地で試合の始まる1時間前に伝えられ、そのままゲームに入った。 「意外と(冷静だった)。メキシコでもたまたま移籍を経験していたので、意外にスムーズに」と振り返った。メキシコではも予定通りの日程を全うし、年をまたいで1月2日に帰国した。年越しは深夜のメキシコの空港で迎えたという。「飛行機の搭乗前の待合室で。『ああ、年越しか』と、一人で迎えました」と心機一転の2025年が幕を開けた。 日本シリーズからウインターリーグと休みなしで駆け抜けた。今後は東京の施設で自主トレを予定。同地では田中正義(日本ハム)、高橋礼(巨人)らも汗を流しているという。「ホークスにゆかりのある選手と一緒にやることも増えそうなのでいろいろと話しを聞きながら」と前を向いた。 メキシコでの日々はかけがえのない時間となったようだ。「野球というよりは自分の人生においてかけがえのない財産になりました。日本と違って生活しにくい部分ももちろんある。そういうことに対して、ストレスを感じるより適応する気持ち、鈍感力というんですかね。気にしすぎないというのは海外に行くと学ぶことが多い」と話した。 佐賀県基山町出身。子どもの頃はみずほペイペイドームに何度も足を運んだことがある。「当時は斉藤和巳さん、杉内さんだったり、昨年引退した和田さんと素晴らしい投手がたくさんいた。本当に強いホークスしか見ていないので、子どもながらにすごいなと」。地元球団のユニホームに袖を通し、今度は強いホークスの一員となる。(小畑大悟) 【#OTTOソフトバンク情報】 ▼▼「アメリカで」武田翔太、唯一の越年交渉の理由▼▼