2023年の「合同会社」の新設法人、初の4万社超 他の法人格にはないメリットとインボイス制度が寄与か
法人格の構成比 合同会社は26.5%に上昇
法人格の構成比を分析した。2018年の新設法人は、株式会社が68.2%(8万8,092社)に対し、合同会社2万8,662社(22.2%)だった。認知度が高まった2019年は、合同会社が3万社を超え、構成比も23.0%と上昇。その後も構成比は緩やかに上昇し、2023年は26.5%にまで高まった。 一方、合同会社のシェアアップに伴い、株式会社は2022年には65.6%まで低下した。しかし、2023年は10万社を上回り、構成比も66.1%に上昇した。 新設法人の法人格は、株式会社と合同会社に偏り、2法人で構成比は92.6%に達する。一般社団法人や特定非営利活動法人、医療法人などが伸び悩み、合同会社の存在感が増している。