最近撮影された「息を飲むような宇宙の写真」まとめ
横から見た渦巻銀河
おとめ座の方向5500万光年先にある銀河「NGC 4423」の画像を、ハッブル宇宙望遠鏡が新たにリリースしました。巨大な星雲状のガスのように見えますが、実は渦巻銀河で、アンドロメダ銀河あるいは私たちの天の川銀河に似ています。 単に真横から見ているという話で、密集している中心部のバルジとその周りの(渦状腕を含む)密度の低い円盤が見て取れます。
エンジン燃焼試験
NASAは3月6日に、RS-25エンジンの約10分間に及ぶ燃焼試験を成功裏に終了。同局の月探査ミッション「アルテミス」の打ち上げ機であるスペース・ローンチ・システム(SLS)用の新たなエンジン生産に向けた認定試験の最終フェーズを進めました。 この試験は先週、ミシシッピ州ベイ・セント・ルイスにあるNASAのジョン・C・ステニス宇宙センターのフレッド・ヘイズ試験台で実施され、12回ある試験の9つ目でした。
色鮮やかな噴煙
NASAのCrew-8ミッションは現地時間の3月4日、SpaceXのファルコン9ロケットで打ち上げられ、フロリダ州の空にカラフルな噴煙を残しました。
オディが最後に見た景色
こちらはIntuitive Machines(インテュイティブ・マシーンズ)の月着陸船「オデュッセウス」が永眠の地である月面で撮影した、最後の写真。月の夜が更けて着陸船の電力が減っていき、短くもそれなりに成功したミッションは終わりを迎えました。
空から見たアイルランド
コペルニクス計画の地球観測衛星「センチネル3」は1月に、アイルランドの絶景を捉えました。 北アイルランドとアイルランド共和国からなるアイルランド島は、ESAによると「大西洋の影響とメキシコ湾流の存在によって」冬でも緑を保っており、大西洋からの偏西風が「国土の北西、西、南西に多くの雨をもたらす」そう。
合体した銀河
ハッブル宇宙望遠鏡のすごさを改めて示すような、輝く青色コンパクト銀河(BCG)「ESO 185-IG012」の画像。NASAいわく、BCGは「星形成の激しい爆発を見せる近傍銀河」なんだとか。そして「可視光ではとても青く、赤外線をもっと放出する他の激しいスターバースト銀河とは別扱いされる」とのこと。 天体物理学者がBCGを研究するのは、初期宇宙についての知見を得られるからで、銀河形成と数十億年前からの進化について理解を深める一助となっています。