上地結衣、2時間超の熱戦を制して銀メダル以上確定。金メダルをかけて絶対女王に挑む [パリパラリンピック]【テニス】
上地結衣、単複で銀メダル以上を確定
現地9月4日、「パリパラリンピック」(フランス・パリ)女子シングルス準決勝が行われ、第2シードの上地結衣(三井住友銀行)が、第3シードのアニーク・ファンクート(オランダ)を6-0、4-6、6-4で下し、決勝に進出。銀メダル以上を確定させた。 【画像】上地結衣が決勝進出!「パリパラリンピック」組み合わせ 4度目のパラリンピック出場となった上地は、2016年のリオデジャネイロパラリンピックでシングルス銅メダル、2021年の東京パラリンピックでシングルス銀メダル、ダブルス銅メダルを獲得している。 今大会でも順当に勝ち上がり、準決勝では2012年からしのぎを削って過去46勝21敗と勝ち越しているファンクートと対戦を迎えた。 第1セットではファンクートにゲームを与えることなく20分で奪った上地だったが、第2セット以降は接戦に。第2セットは互いにサービスゲームをキープできずブレーク合戦となる。セット終盤の第10ゲームで、ファンクートがようやくキープし、上地は4-6でセットを失ってしまう。 勝負の最終セットも互いに3度ずつブレークする苦しい展開となったが、第10ゲームで上地が4度目のブレークに成功し、2時間4分の熱戦を制して決勝進出。東京大会に続いて銀メダル以上を確定させた。 決勝で悲願の金メダルをかけて戦うのは、第1シードのディーデ・デグロート(オランダ)。2021年の全豪オープンから15大会連続でグランドスラム優勝しており、東京パラリンピックでも金メダルを獲得した車いすテニス界の絶対女王だ。直接対決では上地の16勝46敗と負け越しているものの、今年7月には3年半ぶりに勝利を挙げている。 また、上地は田中愛美(長谷工コーポレーション)と組んだ女子ダブルスでも決勝に進出。こちらでもデグロート/ファンクートのオランダペアと対戦する。
Tennis Classic 編集部