スーパー・マイクロ株が急落、米司法省が捜査とWSJ報道
(ブルームバーグ): 26日の米株式市場でサーバーメーカーの米スーパー・マイクロ・コンピューターが急落した。空売り投資家ヒンデンブルグ・リサーチの8月のリポートを受けて米司法省が同社を捜査していると、ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)紙が報じた。
スーパー・マイクロ株急落、ヒンデンブルグが空売りリポートで標的に
WSJによると、サンフランシスコ連邦地検の検察官が最近、関連情報を所有している可能性のある複数の人物に接触した。スーパー・マイクロに不正会計があったとして告発した元従業員の件に関連していると見受けられる情報をこの検察官は収集していたという。この元従業員は同社と最高経営責任者(CEO)を相手取り内部告発訴訟も起こしていた。
スーパー・マイクロ株は12%安で通常取引を終えた。
スーパー・マイクロはコメントを控えた。司法省の担当者にコメントを求めたが、すぐには返答はなかった。
ヒンデンブルグは同社を調査した結果、「明白な会計上のレッドフラッグ(危険を知らせる兆候)、未公表の関連者取引の証拠、制裁および輸出管理の不手際、顧客問題」が明らかになったとリポートで指摘していた。
原題:Super Micro Plunges After Report of Justice Department Probe (1)、Super Micro Probed by US Following Hindenburg Report, WSJ Says、Super Micro Shares Sink After Report on Justice Department Probe(抜粋)
(c)2024 Bloomberg L.P.
Katrina Compoli