大阪府・吉村知事が定例会見4月1日(全文1)北区中心にクラスター発生の可能性
接客を伴う飲食店の利用自粛を要請した理由
吉村:そして次ですが、昨日、夜のいわゆるナイトクラブのような接客を伴う飲食店を利用することを自粛をお願いしました。それはなぜかということなんですが、今、大阪のクラスター班が一生懸命リンクを追い掛けてクラスターつぶしをしようということでやっていっています。ライブハウスなんかもそうですし、全国的にそうやって、やっぱりリンクを、クラスターをつぶしていく。ここでどうもクラスターがあるよと。そこでできるだけほかの新しいクラスターが生まれるのを防ぐというのが爆発的な感染拡大を防ぐ上で非常に有効な手段だということが専門家からも示されていますし、僕自身もそう思います。 で、一定、大阪市の北区を中心としたエリアにおいて、どうもクラスターが発生しているというのが今の大阪のクラスター班の見立てです。現在判明しているだけの部分を見ましても、1つはショーパブ、1つの、これは店ですけど、ショーパブのお店で、このブルーの色が付いているのがお客さん、白が従業員です。ここはダンスショーみたいなのがあって、そういういわゆる3密がそろうような条件の中での夜のいわゆる接客を伴うお店ということになっています。ちなみにここの従業員の方、ダンサーの方については本日もう検査に回っているという状況です。ですので、それがどうなるかは分かりませんが、一定このリンクのつながりが見えてきているという状況です。
一定のクラスターが発生している可能性が非常に高い
もう1つこちらがクラブです。いわゆる若者が踊るクラブじゃなくて、接客を伴う夜の、そういうクラブです。ここにおいてはもう従業員の方も5名がもうすでに感染していると。そしてここでお客さんでも分かっている範囲で1人います。で、ここの丸の中に書いてある数字が発症した日です。このお客さんが同じ大阪市北区のエリアにおいて飲食をしているだとか、そういう飲食を伴っている、そういう人の陽性者が認められる。一定のクラスターが発生している可能性が非常に高いというのが大阪のクラスター班の意見です。そこからお客さんが家族にとか、同僚にということで濃厚接触者に広がってきている状況でもあります。 ちなみにこのお店の名前については、われわれは本来は公表したい、すべきだという考え方ですが、そのお店の同意がない限り公表することはできません。それは違法ということになります。今、このお店に同意を求めていますが、このクラブについてはもう、これは同意を得られないという状況です。このショーパブについても今、鋭意交渉しています。交渉を続けているという最中です。今日も検査が回っていますから、その検査人数も踏まえた上でさらに交渉を続けるということになると思います。お店の同意があれば店名も公表していきたいと思いますが、お店の同意がない以上、店名を公表することはできません。 それがあるべき姿とは思わないですけども、これはもう、ちょっと今の法律上、仕方がないという状況だと思っています。ただ、やはり府民の皆さんに広く呼び掛けをしたいと思っています。まさにこういったクラブやショーパブで明らかに感染者が広がってきていると、ここがクラスターになってるということなので、府民、市民の皆さんにこういったナイトクラブとか夜の接客を伴う飲食店に行かれた方、そして何か症状が出たような方については速やかに保健所、相談センターに相談してもらいたいと思います。併せて感染拡大防止策を取っていただきたいと思います。 【書き起こし】大阪府・吉村知事が定例会見4月1日 全文2に続く