中国、アフリカに7兆円超を拠出 戦略関係レベルに格上げ提案
【北京共同】中国とアフリカ各国が参加する中国アフリカ協力フォーラム首脳会合の開幕式が5日、北京で開かれた。習近平国家主席が演説し、医療・保健や農業、軍事など10項目の支援に向け今後3年間で総額3600億元(約7兆2800億円)規模の資金を拠出すると表明した。 首脳会合は2018年以来、6年ぶり。習氏はアフリカとの「運命共同体」の構築もアピールし、各国との2国間関係を戦略関係のレベルに格上げすることも提案。米欧主導の国際秩序に対抗するため、新興・途上国「グローバルサウス」の結束を呼びかけた。「一帯一路」を通じた経済支援のほか、10億元の無償軍事援助や合同軍事演習の実施を表明した。