【Jr.ウインターカップ】京都精華学園中が大勝し大会連覇、HOOPS4HOPEも後半持ち味を発揮[中学バスケ]
京都精華学園中が大会連覇を達成
1月8日、「Jr.ウインターカップ2024-25 2024年度第5回全国U15バスケットボール選手権大会」女子決勝で連覇を狙う京都精華学園中(京都①)と初優勝を目指すHOOPS4HOPE(千葉)が対戦。リバウンドで優位に立つ京都精華学園中は、1Qだけで18点のリードを作るとその後も攻め続けて88-50。大会連覇を果たした。 【写真】京都精華学園中対HOOPS4HOPE写真ギャラリー(30点)をチェック 京都精華学園中は2回戦から登場し、新潟清心女中(新潟)に93-47、松徳学院中(島根)に112-73、五橋中(宮城)に106-53、菊陵中(福岡)に94-54と勝ち上がってきた。バックコート陣もさることながら、強力なのはインサイド。特に193cmのNo.18オディア カウェル リッツは今大会43.8得点、16.8リバウンドという圧倒的なアベレージを残している。さらに188cmNo.15アニボグ ジェニファー チナザも15.8得点、8.8リバウンドをマーク。チームの平均得点が101.3だから、2人で半分強を奪っていることになる。対するHOOPS4HOPEは、スコアラーがそろうことも特徴だが、今大会45.8失点とディフェンスも持ち味ではある。 京都精華学園中は開始11秒、No.18リッツがインサイドで得点すると、No.6大木一樺が早い展開からレイアップを決めた。すると開始42秒というタイミングで早くもHOOPS4HOPEはタイムアウトを取る。すると、キックアウトからNo.5笠原芙美がコーナースリーを決めて初得点した。No.18リッツらに得点を許すHOOPS4HOPEだが、早めにキャッチアップして速い展開を作らせなかった。それでも、京都精華学園中はリバウンドからNo.7石綿文らがシュートを決めた その後、HOOPS4HOPEはNo.78中平結心のシュート、No.27鈴木寧音、No.13田原莉桜の3Pシュートで追加点を奪ったものの、No.18リッツに15得点を許して京都精華学園中が30-12で1Qを終えた。HOOPS4HOPEは、5笠原、No.14森園が早くも2ファウルになってしまった。 巻き返したいHOOPS4HOPEは2QファーストプレーでNo.14森園が得点。しかし直後に3ファウルになってしまった。残り6分強、京都精華学園中はNo.18リッツがゴール下で決めて34-14と20点差に。 HOOPS4HOPEは変わらずディフェンスを頑張るが、1Q同様にファウルが増えてしまう。それでも速い展開で攻めてNo.7木村晴愛、No.39家徳桜香子、No.30吉岡藍が得点。本来のオフェンスを見せ始めた。それでも2Q、京都精華学園中はNo.15チナザが9得点、No.6大木が7得点をあげて26-13とし、56-25でハーフタイムを迎えた。京都精華学園中は前半、25-6とリバウンドで圧倒。2Pシュート成功率は73.1%(19/26)を記録した。 京都精華学園中は3Q序盤、好守から速い展開につなぎ、No.6大木が3Pシュートを決め、No.4谷口娃咲がレイアップで追加点を奪った。HOOPS4HOPEはリバウンドに絡んでいき、準決勝でも見せたように、積極的に3Pシュートも放ってNo.27鈴木、No.78中平が得点。またNo.20中澤希乃が留学生に対して好ディフェンスを見せたが、京都精華学園中がさらにリードを広げ、77-38で3Qを終えた。 4Q、京都精華学園中は積極的に下級生を起用。2年生のNo.17松田梨月らがシュートを決めた。一方、HOOPS4HOPEはNo.13田原がペイントアタックして得点すると、No.30吉岡が思い切りのいいシュートで得点。さらにディフェンスで頑張ってきたNo.20中澤も、ファウルをもらってフリースローを決めた。その後も複数の選手がリバウンドに参加し、アップテンポなオフェンスを展開。No.24尼崎心結も得点。京都精華学園中の留学生がコートにいない時間もあって4Qは12-11としたが、京都精華学園中が88-50で連覇を果たした。 京都精華学園はNo.18リッツが31得点、10リバウンド、No.6大木が16得点、No.15チナザが14得点。後半は25-32としたHOOPS4HOPEは11選手が出場と各自が持ち味を発揮した。