駿河台大・徳本一善監督が青山学院大進学の息子・陽へエール「どこまでいけるか試してみて」
駿河台大学駅伝部の徳本一善監督が、7日に行われる第20回関東私学七大学対校陸上選手権大会を前に、今季の目標などについて話しました。 【動画】第20回関東私学七大学対校陸上選手権大会へ 各大学の監督が新シーズンへの意気込み語る 今大会は、城西大学、東洋大学、大東文化大学、駿河台大学、東京国際大学、上武大学、平成国際大学ら駅伝強豪校らと争う学校対校戦。徳本監督は「格上の大学さんばかりなので、そこに食らい付いていきたいです」と力を込めました。 この春、息子の徳本陽選手が箱根駅伝強豪校の青山学院大学へ進学。原晋監督にはチームづくりについてアドバイスをいただいたと明かす徳本監督は「息子に合宿の感想などを聞いても、『駿河台の甘さとは全く違う』と(笑)。そのようなところを身をもって教えてもらっているのもあって、うちはまだまだなんだと感じています。トップチームの環境で自分の息子がやるという意味では、親としてはほっといて、見守ることしかできないので。どこまでいけるかというのは本人の力で試せば良いと思います」と思いを口にしました。 徳本監督の学生時代は、法政大学で活躍。箱根駅伝では2年時に1区区間賞、3年時に2区2位と「オレンジエクスプレス」のエースとして箱根路をわかせた一方で、風変わりなデザインのサングラスでインタビューに応えるなど、駅伝ファンには強烈なインパクトも残しました。 「僕自身が意外にすごいことをやってきているので本人はプレッシャーになっていると思う」と息子の思いをくみとりつつ、「逆に僕も周りの方から『息子さんどうなの?』と聞かれて、成績が悪かったら恥ずかしいし。俺が恥ずかしく感じるような話をさせるなよという風にプレッシャーはかけています」と父の顔をのぞかせました。 新たな船出となる息子へ、「とにかくちゃんと勉強してほしいと思います。陸上なんていつかやめるし、僕は走るのが嫌いな監督なので。ただ、勝負の世界に身を置くということは、生き残りをかけて目標をひとつずつクリアしなければいけないということだと思っています。息子には自分の目標を成し遂げてほしいなと思っています」と柔らかい表情で答えました。