F1ホンダ撤退後のレッドブルはどうなるのか?
さらにレギュレーションの変更に関しては、今回のポルトガルGP後に、FIA(国際自動車連盟)やF1と全チーム、全パワーユニット・マニュファクチャラーが集っての緊急会合が開かれる予定となっている。 レギュレーションの変更には、ライバルたちからの賛同が必要だ。レギュレーション変更はレッドブルが利することになるので、ライバルたちが簡単には賛同するとは考えられないが、ホンダに続いてレッドブルとアルファタウリがF1から撤退するようなことになれば、F1自体の存続にも関わることから、FIAやF1が仲裁に入る形で、なんらかの妥協案が提示されることも十分に考えられる。 果たして、その会合でどのような結論が出るのか。その結果、レッドブルはホンダにどのような協力を要請するのか。そして、それに対して、ホンダはどんな対応を取るのか。2021年限りで参戦を終了するというホンダの発表によって、F1は早くも2022年に向けた準備を始めることになった。 (文責・尾張正博/モータージャーナリスト)