東京都が東電に「絶対にあってはならないこと」と緊急要請
東京都は13日付で、東京電力(廣瀬直己社長)に対し、4月27日に八王子市などで発生した大規模停電に関し、舛添要一都知事名で緊急要請を行った。2020年五輪を見すえて東京を世界一安全・安心な都市にすべく全力で取り組んでいる中、首都が長時間にわたりマヒすることは「絶対にあってはならないこと」としている。 都の発表によると、この日の停電は八王子市、日野市、多摩市、町田市の計約30万軒に及んだ。この影響で、鉄道の京王線では一部区間で運休、エレベータ内での閉じ込めや約400か所の信号機の作動停止など、都民生活に大きな混乱が生じた。 今回の要請では、東電に対し、大規模停電の再発防止と、原因の究明、設備の点検、迅速な復旧体制の構築などのほか、都民の不安を和らげるため、停電時の迅速な情報発信などを求めている。