日本S巨人の巻き返しは可能か…20年前に長嶋巨人は成功
橋上氏は「開き直り」を戦術に反映すべきだと主張する。 「ソフトバンクのベンチワークを見ていると先発投手に対して立てる打席は2打席程度でしょう。ならば、どっちつかずの待ちをせず“長半博打”ではないが、球種やコースを思い切って、どちらか1点に絞っていく開き直りの戦略があってもいいのかもしれません。ムーアは、ナックルカーブという特殊球を持っていますから、それを捨てるのか、狙うのか。和田なら右打者が内から外へのコースだけに狙いを絞ってもいい。PayPayドームはホームランテラスができ狭い球場です。条件は両チーム同じですが、巨人も本塁打数なら負けていません。ソフトバンクの好投手を連打から崩すのは難しいのであれば、第2戦のウィーラーのようにラッキーパンチを一発狙って振っていっていいと思います」 今季の巨人のチーム本塁打数135本は横浜DeNAと並んでリーグトップタイ。ソフトバンクも126本塁打でリーグトップだが、一発攻勢は巨人の持ち味のひとつだ。 反撃に最重要なのは敵地初戦のゲーム。「猛練習」を巻き返しのキーワードとした原監督は、この日、PayPayドームで念入りに直前調整を行った。