【速報】大阪の「通天閣」南海の子会社へ 株式の70.8%を南海電鉄が取得 記者会見の場を「加入記念セレモニー」としてさっそく”新世界”盛り上げ
大阪の通天閣観光の発行済み株式の70.8%を南海電鉄が取得して、「通天閣」は南海のグループ会社に入ることが決定しました。 通天閣観光の髙井社長と南海の岡嶋社長が、4日午後に合同記者会見を開き、詳しい経緯と今後の方針について説明します。 【インタビューを見る】『通天閣』に売却話!?真相を社長に聞いた!
南海は、「株式取得を通じて、通天閣、公共交通、不動産といった様々なリソースをかけあわせて、新世界などのエリア戦略を強力に推し進め、社会インフラとしての機能も果たしたい」としています。 記者会見は通天閣の下の屋外で行われ、会見場は「加入記念セレモニー」と題したボードが掲げられて、アイドルグループが盛り上げるなど、独特の光景となっています。
■高井社長が語っていたこと「100~200年残すために」
先月、通天閣観光の高井社長は、MBSの取材に対し、「(売却の)可能性であれば、どこの会社だってそうでしょう。通天閣や地域の発展のために、何が一番いいのか模索している。」と話していました。 いっぽう、名前が変わることはあるか?という問いに対しては、「通天閣は通天閣です。このブランドを私たちが守るため、100年200年、地域の発展を含めて考えるためにやっている。」と述べていました。 また、「お客さんがいて、知名度がある。変化を望まないなら、何もしないのが一番いいが、本当に通天閣として、このままでいいのか?と考え、『聖域なき改革』常に進化し続ける」と前向きな姿勢を明らかにしていました。